目次

[1]自粛時間で体重は変化した?
[2]極端な体重を落とさないこと/コンディションを崩さないために


 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 今、現在も新型コロナウイルス感染予防を最優先に「新しい生活様式」を取り入れた日常生活が推奨されています。部活動についても、今までとは違った形で少しずつ再開しているところが多いのではないでしょうか。全国大会は中止となりましたが、皆さんが今まで積み上げてきた練習、トレーニングの成果を発揮できる舞台を、各都道府県の皆さんが検討・準備されていることと思います。

 どのような形であっても野球に対して真摯に向き合えるよう、選手の皆さんも心と体の準備をお願いします。さて今回は自粛期間中に思いがけず体重が増えてしまったときのコンディション管理と食事について考えてみたいと思います。

自粛時間で体重は変化した?


 地域によって期間の違いはあると思いますが、3月から5月にかけておよそ2〜3ヶ月は学校がお休みとなり、部活動も思うようにできなかったことと思います。各自がそれぞれの課題を持って自主練習をしたり、トレーニングをしたりしていたと思いますが、その間に体重が増えてしまった…という選手もいるでしょう。一般的に体重管理はエネルギーバランスの収支によって考えることができます。

(体重増加)摂取エネルギー > 消費エネルギー
(体重維持)摂取エネルギー = 消費エネルギー 
(体重減少)摂取エネルギー < 消費エネルギー

 体重増加のケースを考えてみると、運動量(消費エネルギー)は普段と比べて減っているにも関わらず、食べる量(摂取エネルギー)は減っていないことがまず考えられます。動いていないのに食べる量は同じだと体重が増えてしまうのは想像しやすいですよね。ただし体重の増加が単に食事量によるものだけではないこともあります。

 トレーニングなどで筋肉量が増えると、それに伴って体重は増加する傾向がみられます。筋肉と脂肪ではその比重が異なり、同じ体積あたりでは筋肉の方が脂肪よりも重いことがその要因として挙げられるからです。この自粛期間中に増えたものが筋肉なのか、それとも脂肪なのかは以前の測定データなどと比較するとわかりやすいと思いますが、現段階での体重・体脂肪率などを測定しておくことも、これからの変化を見る参考となりますので、ぜひ記録に残しておきましょう。