第246回 部活動と感染予防の両立2020年05月31日

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【目次】
[1]練習前に自分の体調をチェックしよう
[2]感染予防のための基本的な対策/水分補給とランニングの考え方


 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、センバツ、そして夏の全国大会も開催を断念するということになりました。春の公式戦がなくなり、夏の大会を目指していた選手の皆さんのことを思うと言葉もありません。現状、未知のウイルスに対抗する予防手段を持たない私たちは、感染が拡がらないようにすることを最優先させる必要があり、さまざまな検討をした上での判断だったのだろうと想像します。

 夏の全国大会は開催されませんが、各都道府県ではそれぞれが独自の取り組みを考えているところです。選手の皆さんが「高校野球を続けてきて良かった」と思ってもらえるように、周囲にいる大人の方々が寄り添ってアイデアを出してくださることでしょう。少し時間はかかってしまうかもしれませんが、野球を続けながら待ってもらえると嬉しいです。

 さて今回は全体練習を再開し、段階的に以前の練習レベルにまで戻すときの考え方や、感染予防の対策などについてまとめておきたいと思います。

練習前に自分の体調をチェックしよう



練習前の体調チェックは部活動の習慣にしよう

 栄養バランスの良い食事を心がけることや十分な休養・睡眠を取ることは、コンディションを整えることに役立ちます。まず生活リズムを整えることから始めましょう。その上で、練習前には体調をチェックするようにします。

・平熱(37.5℃)を超える発熱
・咳、のどの痛みなど風邪の症状
・だるさ、息苦しさ
・嗅覚や味覚の異常
・体が重く感じる、疲れやすい等

 この中で一つでも該当する場合は、部活動に参加しないようにしましょう。皆さん自身の体を休めることはもちろんのこと、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。また風邪症状が進行したような場合、長引く場合はすみやかにかかりつけの病院、もしくは最寄りの「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談するようにしましょう。

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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