第220回 病院を受診するときに確認すること2019年04月30日

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【目次】
[1]病院に向かう前にチェック
[2]病院についてからすべきこと


 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 新入生の皆さんは高校野球生活になじんできた頃でしょうか?5月に入るとスポーツ整形外科を受診する件数が増えるといわれています。これは部活動が本格的になり、実践練習などによってケガをするケースが多くなることが挙げられるようです。また慣れてきたところでの気のゆるみなども気をつけなければなりませんね。さて今回は練習や試合などでケガをしてしまい、病院を受診するときにあらかじめ確認しておきたいことなどをお話したいと思います。

病院に向かう前にチェック



避けられないアクシデントはどうしても存在する。もしケガをしたら早めに医療機関を受診しよう。

●病院を受診するとき
 部活の練習中に起こったケガや体調不良などであれば、学校から近い病院に行くことが多いと思います。ケガの場合であれば、通常は整形外科を受診することが一般的ですが、できれば近隣でスポーツに詳しいドクターのいる整形外科を受診すると良いでしょう。急なアクシデントに備えて、グランドからすぐに受診できる病院のリスト(診察日、診察時間、電話番号等)をあらかじめ作っておき、ベンチや部室など目につく場所に掲示しておくといざという時に安心です。

 また多少遠くても大きな病院の方がいいかなと思いがちですが、高度先進医療の認定を受けている病院の場合(大学病院や総合病院など)、直接受診を希望すると「特定療養費」といって別途費用がかかる場合があります。病院では規模や特性などに応じてあらかじめ機能分担がされており、高度医療を専門とする病院の場合は、近隣の病院からの紹介状を持って受診することが勧められているからです。体の状態を確認し、緊急性の高いもの以外は、まずは近隣病院を受診するようにしましょう。

●病院に行くときに持参したいもの
 病院には「健康保険証」「診察券」を忘れずに持参しましょう。健康保険証は月ごとに病院で提示を求められます。また初診以外であれば診察券も持参します。また診察を受ける際には服装にも注意しましょう。急なケガの場合は致し方ありませんが、野球のユニフォームは脱ぎ着がしにくく、診察の際に時間がかかってしまいます。患部(=ケガの部位)はできるだけ露出しやすいように工夫しましょう。肩や肘を診てもらう場合は半袖もしくは腕まくりをしやすいものにする、膝などの下肢の場合は短パンなどをあらかじめ用意しておくといったことを心がけると診察がスムーズになります。足首を捻挫した場合などは履いている靴とは別にサンダルなどを準備しておくと良いでしょう。

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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