印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

第140回 遠征のセルフコンディショニング2016年02月29日

 気がつけばオフシーズンもあとわずか。3月の声を聞くといよいよシーズンに突入します。今までの体力づくりや練習が実践に結びつくよう、コンディションを整えて臨んでもらいたいと思います。今回はこの時期や春休み期間を利用して、宿泊を伴う遠征などを行うチームも多いと思いますので、こうした環境が変わったところでのセルフコンディショニングについて考えてみたいと思います。

【目次】
[1]事前に注意すべき点
[2]部屋の環境を確認する / 食事について

遠征前に体調を整えておく

 宿泊を伴う遠征の場合、生活環境が変わってしまうことがまず考えられます。まずは遠征前に体調をしっかりと整えておくようにしましょう。体調があまりよくないのに無理をして参加してしまうと、遠征先で具合が悪くなってしまい、結局ずっと部屋で寝込んでしまった…といったことにもなりかねません。

 環境の変化は多かれ少なかれ身体へのストレスともなります。睡眠時間を十分にとり、一日の疲労をなるべく持ち越さないように普段から心がけておきましょう。また突発的なケガや病気に見舞われるリスクはありますので、いざという時のために保険証(なるべく原本がいいのですが、むずかしいようならコピー)を持っていくようにしましょう。

遠征先の詳細を調べておく

遠征先の天候、気温などはあらかじめ調べておこう

 これから行く場所の詳細をあらかじめ調べておきましょう。特に気になるのは滞在日程中の天候や気温でしょうか。寒い地域から暖かい地域へ、また暖かい地域から寒い地域へと遠征先で気候ががらっと変わることもあります。服装なども天候や気温によって左右されますので、雨が多いようなら着替えを多めに準備する、寒いようであれば羽織れるものを持っていくといった準備を行うようにしましょう。

 また指導者の方には遠征先のケガや病気に備えて、宿泊施設や練習施設の近辺を中心に医療機関をチェックしておきましょう。ケガであれば整形外科、体調不良であれば内科といった具合に、それぞれの専門科まで調べておくと安心です。

長距離移動に伴う疲労を考慮する

 長距離移動で何時間も窮屈な座席に座り続けると、疲労がたまるばかりか腰が痛くなったり、ひどい場合は「エコノミークラス症候群」を発症することもあります。首をサポートするネックピローや腰痛予防のためのクッションなどをあらかじめ持参しておくと、こうした移動に伴う疲労を軽減させることが期待できます。またバスや電車、車の中ではシューズの靴紐などをゆるめたり、専用のスリッパなどに履き替えることも足への負担を軽くすることにつながります。移動時間が長くなる場合は適度に休憩をとり、立ち寄ったサービスエリアなどで身体を軽く動かすようにすることを心がけましょう。

このページのトップへ

【次のページ】 部屋の環境を確認する/ 食事について

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第22回 アスリートに必要な食事量!【元強豪校球児の野球選手のカラダをつくる栄養講座】
第21回 カーボローディング法を徹底解説!【元強豪校球児の野球選手のカラダをつくる栄養講座】
第216回 遠征や合宿時のセルフコンディショニング【セルフコンディショニングのススメ】
第9回 足のつりで後悔を残すな!原因やメカニズムを解説【元強豪校球児の野球選手のカラダをつくる栄養講座】
第192回 環境の変化とコンディション【セルフコンディショニングのススメ】

コメントを投稿する

プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
  • 講演依頼はこちら
    講演・セミナー依頼受付中
  • 部室に一枚!!RICEポスターを無料配布中!!ダウンロードはこちらからDownload


ケガに強くなる!セルフコンディショニングのススメ
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム