[1]学校創立100周年で甲子園出場を決めた鹿児島実業は開幕戦から登場!/2日目以降は全国クラスの強豪同士の対戦が続々!
[2]早実、敦賀気比、明徳義塾、大阪偕星学園など注目校がずらり!/智辯和歌山、天理、仙台育英など名門の戦いぶりに注目!
[3]第1回大会の優勝校・鳥羽が遂に登場!/オコエ瑠偉、比屋根 雅也など注目選手が続々登場!/東海大相模は自分たちのペースで試合ができるか
第97回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪・フェスティバルホールで行われた。高校野球発祥100周年を迎えた今年、今大会に熱い注目が集まっている。
大会は、8月6日から20日(木)までの15日間(雨天順延・準々決勝翌日の休養日を含む)阪神甲子園球場で開催される。
大会1日目:学校創立100周年で甲子園出場を決めた鹿児島実業は開幕戦から登場!
開幕戦は、4年ぶり36回目の出場を誇る北海(北北海道)と、鹿児島実(鹿児島)との対戦に。ともに予選では、継投策で勝ち上がってきただけに、甲子園でも両チームの2枚看板に注目が集まる。鹿児島実は、140キロを超える速球を武器にする橋本 拓実(3年)と、有村 健太(3年)。また、北海には、渡辺 幹理(3年)、山本 樹(3年)と2人の好右腕がいる。ともに打線も長打力を秘めている分、開幕から見応えのある対戦となりそうだ。
2試合目は、岐阜城北(岐阜)と中京大中京(愛知)の東海対決に。岐阜城北は、6試合で4本塁打を記録した打線がウリだが、中京大中京もまた、長打力が自慢の伊藤 寛士(3年)を中心に、1番から9番まで気が抜けない打線。岐阜城北のエース鷲見 直輝(3年)は予選通りの打たせて取るピッチングが展開できるか。
第3試合は、元プロの榊原 聡一郎監督率いる宮崎日大(宮崎)と、2年ぶり2回目出場の上田西(長野)。プロ注目の好打者・前田 禎史(3年)と、長打力のある4番溝上 憲伸(2年)が並ぶ宮崎日大の強打線に、上田西のエース草海 光貴(2年)が挑む。また上田西は、長野大会6試合で28盗塁を記録した機動力も武器に初戦突破を狙いたい。
大会2日目:2日目以降は全国クラスの強豪同士の対戦が続々!

高橋樹也(花巻東)
大会2日目、第1試合は花巻東(岩手)と初出場・専大松戸(千葉)が対戦。花巻東はエースの高橋 樹也(3年)の復調が鍵となるが、好調時は、最速145キロの速球を武器に、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球で、打者を翻弄。他にも、平澤 文太、加藤 三範ら2年生左腕の実力も十分。
対する専大松戸は、エース原 嵩(3年)、1番ショートの渡辺 大樹(3年)が投打の柱となるが、下位打線からでも長打が出るところがこのチームの怖さでもある。初めての甲子園の戦いぶりに注目したい。
第2試合は、夏の甲子園初出場同士の対決となった。霞ヶ浦(茨城)のプロ注目の好投手・綾部 翔(3年)と投げ合うのは、キレのある速球を武器にする広島新庄(広島)の2年生左腕・堀 瑞輝か。ともに小技が得意なだけに、戦術が光る一戦となりそうだ。
一方で、甲子園常連校同士の対戦となった九州国際大付(福岡)と鳴門(徳島)との第3試合。4年連続出場を果たした鳴門は、左腕・河野 竜生(2年)と、右サイドの尾崎 海晴(2年)の2枚看板に、剛腕・中山 晶量(2年)も控えるなど選手層は厚い。九州国際大付も総合力は高く、富山 凌雅(3年)、野木 海翔(3年)と左右の二枚看板に、打線も予選では5選手が本塁打を打つなど、一気に流れを引き寄せる怖さもある。実力校同士の戦いに注目が集まる。
第4試合は、ともに昨夏の甲子園を経験しているチーム同士の一戦に。東海大甲府(山梨)のエース菊地 大輝(2年)は、145キロの速球と多彩な変化球で勝負する全国屈指の本格派右腕。さらに、打線も決勝までコールド勝ちと破壊力十分。静岡(静岡)は、長打力、機動力のほかに、栗林 俊輔監督が大事にする守備にも磨きがかかり、隙のないチームに。盤石な試合運びを甲子園でも魅せられるか。
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