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第188回 【第97回宮城大会展望】仙台育英を中心に柴田、登米、石巻など実力校多数の宮城大会!2015年07月04日
【目次】
[1]話題校が多い注目の仙台育英ブロック
[2]甲子園出場経験のある有力校が並ぶ柴田ブロック
[3]登米を中心に実力校が揃うブロック/春季大会の巻き返しを誓う私学が集まる石巻ブロック
春季県大会では、公立勢が奮闘した宮城。春の結果を糧に夏を迎えるチームもあれば、夏まで時間があった実力校もある。昨年は12年ぶりに4強入りが全て公立校だった。今年はどんな展開を見せるのか。
話題校が多い注目の仙台育英ブロック

佐藤 世那(仙台育英)
春の県大会で優勝したのは仙台育英だった。昨秋は県大会、東北大会に続き、明治神宮大会までも制した。今年のセンバツ大会では2回戦敗退だったが、優勝した敦賀気比に1対2の惜敗だった(試合レポート)。県内では投打に一歩リードしている。
エースは最速144キロ右腕・佐藤 世那。フォークとスライダーが冴える。春の東北大会以降は佐々木 順一朗監督曰く「オーバーホール」で練習試合での登板がない。ほぼ、ぶっつけ本番となるが、経験値は高いため、心配はいらないだろう。
ゲームメークがしっかりとできる百目木 優貴は春の県大会決勝で完投を見せている。1年春から公式戦マウンドを経験した小林 勇太はイップスに悩まされてきたが、克服しつつある。春の東北大会以降、練習試合では好投を続けている。
打線は破壊力がある。足の速い攻撃的なリードオフマン・佐藤 将太、長打力のある2番・青木 玲磨に今秋のドラフト候補・平沢 大河が続く。派手さはないが、仕事をきっちりこなす4番・郡司 裕也に5番・佐々木 良介、6番・紀伊 海秀のパンチ力は凄まじい。7番・佐々木 柊野、8番・谷津 航大で上位につなげられる打線は切れ目もない。平沢は今春の東北大会初戦で死球を受け、右足小指を骨折したが、順調に回復している。昨年が4回戦敗退だった分、謙虚な心を持ち、慎重さもある仙台育英。2年ぶりの出場となるか。
仙台育英のブロックでは、話題校が多い。昨夏準優勝の佐沼。利府を指導してセンバツ大会出場経験のある小原 仁史監督の黒川。近年、力を付けている伊具。村田の部長は、2001年センバツ大会で仙台育英のエースとして準優勝した芳賀 崇さん。高校野球の指導者として初めての夏を迎える。その村田と1回戦で対戦する仙台一は、元プロ野球選手で野球解説者の佐々木 信行さんが非常勤コーチとして指導している。村田と仙台一の勝者を迎え撃つ仙台三は、昨秋、今春ともに8強入りしている。
宮城県の高校のコラムを一挙紹介!
(登米、仙台育英、東陵)宮城県のチームに、この夏にかける熱い思いを聞きました!
【僕らの熱い夏】宮城県仙台第二高等学校(2015年06月28日公開)
【僕らの熱い夏】東北生活文化大学高等学校(宮城)(2015年06月21日公開)
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- 高橋 昌江
- ■ 生年月日:1987年3月7日
- ■ 出身地:宮城県栗原市(旧若柳町)
- ■ 宮城県仙台市在住のフリーライター
少年野球からプロ野球まで幅広く“野球”を取材し、多方面に寄稿している。 - ■ 中学校からソフトボールを始め、大学2年までプレーヤー。大学3年からはソフトボール部と新聞部を兼部し、学生記者として取材経験を重ねる。
ソフトボールではベンチ入りはできなかったものの、1年と4年の2回、全日本大学女子ソフトボール選手権大会で優勝を経験した。
新聞部では何でも取材したが、特に硬式野球部の取材をメインに行っていた。最後は明治神宮大会準優勝を見届けた。 - ■ ソフトボール部の活動から得た「人間性、人間力」を軸に「どう生きるか」を考えている。
- ■ 野球が好きというよりは、野球の監督・コーチ・選手・関係者と話しをして、聴いたこと、感じたことを書いて伝えることが好き。“野球”については、常に勉強中。
- ■ 【言葉には、力がある】が信念
- ■ 取材時の持ち物は「気持ち、熱意、真心、笑顔」。
- ■ 愛読書はデール・カーネギー『人を動かす』など自己啓発系が多い。
- ■ 『高校野球ドットコム』にて「みとのく便り~心の高校野球~」好評連載中!!
- ■ ブログ:「今日も青空の下で、笑顔を咲かせる」(高橋昌江オフィシャルブログ)
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