【第97回兵庫大会展望】混戦必至！連覇狙う神戸国際大附の対抗馬は？
第97回全国高等学校野球選手権兵庫大会の抽選会が30日に行われ、出場する162校の4回戦までの組み合わせが決まった。
春季大会のベスト16が第1シードとなり、各ブロックの抽選番号は「1」となる。ベスト32で敗れた15校が第2シードとなり、第1シード校とは反対側の「10」もしくは「11」の番号を引いた。その後、シード以外の131校が予備抽選順にフリー抽選を行い、組み合わせが確定した。
なお、例年通り5回戦以降は毎回抽選。また春季大会で決勝を戦った神戸国際大附と社は、勝ち上がる限り決勝まで対戦しないように配慮される。
【1～4ブロック：連覇狙う神戸国際大附のブロックに潜む伏兵】
「1ブロック」 第1シード：姫路東、第2シード：川西緑台
「2ブロック」 第1シード：関西学院、第2シード：兵庫育英
「3ブロック」 第1シード：神戸国際大附、第2シード：三田西陵
「4ブロック」 第1シード：東洋大姫路、第2シード：宝塚西
連覇を狙う神戸国際大附の「3ブロック」に、伏兵が集結した。尼崎小田は昨秋ベスト8で王者に惜敗。
秃 保成(3年)と朝野 康平(3年)の投手二枚看板を中心に、初戦を勝って勢いをつけてリベンジの舞台に立ちたい。
淡路のエース・馬戸 由宏(3年)もキレの良い直球を投げ込む好投手。神港学園のエース・山田 太一(3年)も力がある。第2シードの三田西陵は、春季大会で[stadium]姫路球場[/stadium]の場外に本塁打を放った成田 尚輝(3年)が打線の柱。投手を含めたディフェンスがポイントになりそう。
東洋大姫路が入った「4ブロック」には、秋ベスト4の滝川第二が入った。山名 大夢(3年)や根来 祥汰(3年)など左の好打者が並び、2年生右腕の友井 寛人が成長。秋のエース・沖山 悠斗(3年)も力がある。両校は共に勝ち上がれば4回戦で激突する。
「2ブロック」には春3位の関西学院と、サイドスローの好投手・竹中 健志朗(3年)のいる兵庫育英が同居した。
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【5～8ブロック：洲本、明石商、須磨学園が同ブロックに！】
「5ブロック」 第1シード：社、第2シード：夢野台
「6ブロック」 第1シード：洲本、第2シード：姫路工
「7ブロック」 第1シード：豊岡総合、第2シード：須磨友が丘
「8ブロック」 第1シード：尼崎工、第2シード：伊丹北
洲本のいる「6ブロック」に、強豪の明石商が入った。エースの吉高 壮(2年)、140キロ台の直球が自慢の山崎 伊織(2年)と若い投手陣を全面に押し出す。さらにこのブロックには兵庫屈指の右腕・古都 成輝(3年)のいる須磨学園も同居。市立尼崎も忘れてはならない。また兵庫自由ヶ丘は、今年から日生第三から校名変更した。
社が入った「5ブロック」は、但丹地区や西播地区のチームが集結した。好投手が多い社にどこが挑んでいくかに注目だ。
【9～12ブロック:津名の対抗馬は赤穂、市立西宮か？！】
潮崎 彰成 （津名）
「9ブロック」 第1シード：姫路南、第2シード：高砂
「10ブロック」 第1シード：篠山鳳鳴
「11ブロック」 第1シード：津名、第2シード：市立西宮
「12ブロック」 第1シード：西脇、第2シード：西脇工
津名が入った「11ブロック」には、5月の招待試合で選抜優勝の敦賀気比に善戦した兵庫赤穂が入った。エースの出井 凌生(3年)は制球力がある。昨夏ベスト8の市立西宮も打倒・津名に名乗りを挙げたい。その津名はエース・潮崎 彰成(3年)と、3番・原 征哉(3年)を中心に好守にバランスが取れている。春に課題だった守備力がどれだけ向上しているか。
好左腕・藤本 翔大(3年)のいる西脇の「12ブロック」には、明石、加古川北、西脇工など力のある公立校が入った。
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【13～16ブロック：須磨翔風と三田松聖が入った15ブロックに注目！】
主島 大虎 （報徳学園）
「13ブロック」 第1シード：姫路、第2シード：兵庫科学技術
「14ブロック」 第1シード：報徳学園、第2シード：小野
「15ブロック」 第1シード：須磨翔風、第2シード：三田松聖
「16ブロック」 第1シード：兵庫市川、第2シード：夢前
「14ブロック」の第1シード・報徳学園は、主島 大虎(2年)と多鹿 丈(2年)のバッテリーを中心に5年ぶりの夏を目指す。
長田は左腕・橘 知哉(3年)の変化球が自慢。緩急をつけたピッチングで初戦を勝ち、第1シードに挑みたい。春ベスト4の須磨翔風と、松本 侑也(3年)と小西 丞(3年)の好投手二人がいる三田松聖が入った「15ブロック」をどこが勝ち抜くかにも注目だ。
（文＝松倉雄太）
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