第177回 【第97回愛知大会展望】名門校、新鋭校、強豪公立がバランス良く散らばり、今年も最激戦区!2015年06月30日

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【目次】
[1]愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦の愛知私学4強の状況
[2]愛知はベスト8が出揃ってからが最後のヤマ場

 愛知大会の組み合わせが決まった。参加校は全国2番目の激戦地区だが、春季県大会中部大一至学館というフレッシュな決勝となり中部大一が初優勝した。春季県大会の準々決勝に残った8校のみがシードなので、ノーシードで登場する有力校も多くなっていて例によって混戦が予想される。

愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦の愛知私学4強の状況

藤嶋健人(東邦)

 全体的には、有力校がバランスよく散らばったといっていいのではないだろうか。県大会の結果もさることながら、地力があるのは中京大中京愛工大名電東邦の常連校だ。中京大中京は4番伊藤 寛士の打棒が冴え、エースの上野 翔太郎が安定している。これに、左腕の長谷部 銀次(2年)も、ここへ来てさらに調子を上げている。

 その中京大中京のゾーンには、今春21世紀枠代表で甲子園出場を果たしたエース森 奎真のいる豊橋工がおり、5回戦で当たるようだと、この勝者がポイントとなりそうだ。もっとも、その前に昨夏準優勝で旋風を巻き起こした栄徳も待ち構える。また、豊橋工も林 泰盛監督の母校・時習館と当るようだとこれも話題となりそうだ。

 愛工大名電は比較的恵まれたクジといえるかもしれない。左腕福本 裕亮に右の櫻木 健次郎など投手陣が豊富で、1番毛利 元哉をはじめ選手個々の能力は最も高いと言われているだけに、余裕の戦いができそう。愛知成章などがその前に立ちはだかれるか。

 ノーシードの東邦は、渥美農のゾーンに入ったが、昨夏の原動力となった藤嶋 健人(2年)の活躍次第で連続出場もある。小柄ながらパンチ力のある溝口 慶周の打撃も見どころである。渥美農全三河大会でも準優勝するなど安定した戦いを示している。このゾーンには愛知啓成桜丘豊田西で実績のある平林 宏監督が今春から就任した星城や、近年躍進著しい愛知黎明昨春の4強で注目された岩津もいて、激戦ゾーンとなった。享栄春日丘は序盤の好カードだ。

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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