目次

[1]【第1シード・佐久長聖ブロック】
[2]【第4シード・松本第一ブロック】
[3]【第2シード・上田西】/【第3シード・松商学園】

 第97回全国高校野球選手権大会長野大会の組み合わせが27日、決まった。参加は2つの連合を含む86チーム。8つのシード校のブロックに、ノーシードの実力校が偏った形で入ったとも言える抽選結果。春の北信越大会を制し(試合レポート)、2連覇を視角にとらえた佐久長聖か、春夏連続の甲子園を狙う松商学園か。第1~4シードのブロックごとに長野大会の展望を紹介する。

【第1シード・佐久長聖ブロック】

榎 海人(佐久長聖)

 昨年秋の大会では地区予選で敗れ、県大会進出を逃している佐久長聖。しかしこのは県大会を制すと、地元開催の北信越大会でも決勝でセンバツ覇者・敦賀気比に4対3で競り勝ち優勝(試合レポート)。一気に本命に躍り出た。
不安視されていた投手陣の踏ん張りが浮上の大きな要因。主に5人の右腕で公式戦11試合を乗り切ってきた。中でも軸となりそうなのが、3年生の榎 海人北原 大雅、2年生の小林 玲雄の3人。速球は130キロ前後と決して速くはないが、丁寧に低めに集め、スライダーなどキレのある変化球とのコンビネーションが生命線になっている。

 野手陣は、昨夏の甲子園レギュラー組4人が残る。森井 鴻太朗(3年)、元山 飛優(2年)の二遊間コンビは、非力だった打撃も力強さが加わり中軸に成長。甲子園では4番だった田辺 直輝(3年)が不振で下位に回ることもあったが、代わった宮川 海斗(3年)が広角に打ち分けるセンスの高い打撃で埋め合わせた。甲子園経験者のマッカーシー 龍海鳩(3年)も調子を上げており、ここに田辺に本来の強打が戻ってくると相当打線に厚みが増してくる。
PL学園監督でもある藤原 弘介監督が就任して以来、3年連続で決勝進出し、うち2度優勝。夏への合わせ方を熟知した指揮官の下、やはりこの夏も上昇気流に乗ってきた。

 準々決勝までの枠には、平林 俊太(3年)擁する東海大三が入った。昨年のセンバツでも登板した県内屈指の速球左腕は、その爆発力が驚異。課題の打線がつながると面白い。
春の県大会に進んだ上田染谷丘富士見には右腕エースを軸に能力の高い選手もいて安定した戦いができる。昨秋は県大会に進んでいる松本蟻ヶ崎は、右横手の技巧派・大村 真郷(3年)が制球に優れ、強振してくる打線にはその緩急交えた投球が厄介になりそう。

 対抗となるのが第8シードの長野日大ブロック。その長野日大はプロも注目する185センチ右腕・川上 清敬(3年)はじめ個の能力の高さは県内屈指。川上は春先からの出遅れが響き、春季大会は本来の体調に戻っていなかったが、随所に大器の片りんを見せるキレのあるボールを放っていた。ほかにも183センチ左腕の藤澤 光希(3年)、右の快速右腕・大島 世己(3年)が控え投手陣は充実している。
攻撃も右の橋爪 高彬(3年)を4番に、服部 健也(3年)、川上が前後を固める打線は非常に強力。ただ、このは好投手に対してはもろさも見えただけに、いかに個の力を組織力にできるかが鍵になる。

 同じブロックには、好投手石黒 裕也擁する長野西、古豪丸子修学館、さらに投手陣の成長著しい岡谷南と難敵が入った。また高校再編で須坂商業と須坂園芸、さらに統合による新校・須坂創成による連合チームが初めて夏に挑むことになる。

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