【第97回京都大会展望】連覇を狙う龍谷大平安や立命館など注目校多数!好カードが目白押しの京都大会の展望は?
第97回全国高等学校野球選手権京都大会の抽選会が27日に行われ、出場する78校の組み合わせが決まった。
春季大会の上位8校がシードされ、A~Hまでのブロックに分けられた後に本抽選。その後、シード以外の70校が予備抽選順にクジを引いていった。
ブロックごとにみどころを探っていきたい。
【Aブロック・Bブロック】
山下 太雅(立命館宇治)
Aブロックシード:京都大谷
Bブロックシード:立命館宇治
シード校の大谷と選手宣誓番号の【1】を引いた同志社は初戦屈指の好カード。京都大谷は投攻守のバランスが良く、春季大会でベスト8まで勝ち進んだ。かつて龍谷大を率いた足立 兼敏監督が昨秋に就任。夏は3年続けて初戦で敗れているため、今年はなんとしても勝ちたい。
対する同志社は京都屈指の左腕・井上 瞭(3年)を擁する。春季大会では京都翔英を破るなど、力のあるところを見せた。
立命館宇治は秋の府大会と近畿大会で準優勝(試合レポート)、春はベスト4に終わり、悲願の頂点を目指す。エースの山下 太雅(3年)が万全な状態で夏に入れるかがカギになる。
【Cブロック・Dブロック】
春準優勝の立命館(試合レポート)は、絶対的エースが不在ながらも多彩なタイプの投手陣がおり層が厚い。攻撃ではこだわりの走塁でダイヤモンドを駆け回る。
夏は2年連続初戦で敗れている京都外大西は足が速い選手が多く、立命館と対戦する可能性がある3回戦に勝ち上がれるかどうか。春二次戦まで勝ち上がった久御山も立命館と2回戦で対決する可能性がある。
京都共栄はバランスの取れたチーム。浅井 海翔(3年)と大西 将(3年)のバッテリーがカギを握る。
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【Eブロック・Fブロック】
春ベスト4の福知山成美が入った。昨年8月から井本 自宣監督が就任し、バントなど細かい野球に力を注いできた。投手陣はエースの大村 凌(3年)が安定し、攻撃では西元 正輝(3年)が中心になる。
昨夏に福知山成美を破った乙訓(試合レポート)が今年も同じブロックになった。2年生エースの上野 晃徳に力がある。日星vs京都成章も好カードだ。
塔南は2年生主体のチームだが、主将で捕手の松山 皓多(3年)がうまくまとめる。山城は昨夏ベスト4まで勝ち進んだ(試合レポート)時の選手が多く残る。初戦で勢いをつけたい。
【Gブロック・Hブロック】
高橋 奎二(龍谷大平安)
連覇を狙う龍谷大平安が後半の日程が厳しくなるGブロックに入った。エース・高橋 奎二(3年)が絶対的な柱になるが、例年通り大会前半は他の投手陣がカギになる。2年生の大野 将輝と市岡 奏馬がどれだけのピッチングを見せられるか。主将が江口 時矢(3年)に戻ったため、吉村 颯(3年)は捕手に専念できる。
初戦でぶつかる須知は、1年生6人が入りようやく試合ができる人数に達した。部員11人とマネージャー3人を合わせた全員野球でぶつかりたい。京都翔英は春一次戦敗退以降、全国の強豪と練習試合を組んで力をつけてきた。左腕の高田 尚輝(3年)が成長株だ。
京都すばるは昨夏準優勝時の山田 陸(3年)と三輪 功祐(3年)のバッテリーが残る。
秋3位で好投手・松尾 大輝(3年)がいる京都鳥羽(試合レポート)、昨夏ベスト4の東山(試合レポート)、公立の雄である北嵯峨、かつて峰山を率いた守本 尚史監督が就任した宮津など、どこが勝ち上がっても不思議ではないHブロックとなった。
(文=松倉 雄太)
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