[1]プロ注目の横山颯はラストサマーで魅せるか?/NHK杯優勝の都城商は夏も躍進なるか?
[2]元プロ監督率いる宮崎日大、勢いある都城が注目の的/ノーシードの宮崎商、日章学園がダークホースとなるか
2013年夏、延岡学園が甲子園準優勝(試合レポート)を果たすなど、全国的にもレベルが高い宮崎県。5月に全国区の強豪校と招待試合を行うなど、県として強化に力を入れている。春優勝(試合レポート)の日南学園が注目されるが、全体的に甲子園を狙えそうな有力校が多く、混戦になりそうだ。どんな大会が予想されるだろうか。
日南学園・宮崎学園ブロック:プロ注目の横山颯はラストサマーで魅せるか?

横山楓(宮崎学園)
春優勝(試合レポート)の日南学園は日南振徳と対戦。今年の日南学園は、前田 智也、2年生の前田 尚輝の二遊間コンビが攻守の要となり、左の強打者・山口 拓馬を中心とした強力打線。投手陣では左腕の和間 渉を中心に粘り強く勝ち抜くスタイルだ。
またこのブロック注目は、プロ注目の速球派右腕・横山 楓擁する宮崎学園だ。左肩のグラブを高く掲げたフォームから繰り出す常時140km/h前半の速球はキレがあり、短いイニングとなれば、145km/h前後の速球をしっかりと投げ込んでくる投手。スカウト内の評判は高く、さらに評価を高める投球ができるか。初戦の相手となる可能性があるのは小林西と富島といずれも好チーム。特に富島は昨秋の1年生大会で都城を破って優勝(試合レポート)。JR九州の吉田 奈緒貴の弟である好投手・吉田 寛輝と大型捕手・木村 天響のバッテリーは要注目だ。
延岡学園・都城商ブロック:NHK杯優勝の都城商は夏も躍進なるか?
秋優勝(試合レポート)の延岡学園は5月に開催されたMRT招待試合で、東海大相模にサヨナラ勝ちした底力が注目(試合レポート)。投手・三塁手・中堅守も兼ねる岡田 友輝や一塁手の野崎 浩二が中心になりそうだ。初戦は福島と対戦する。
またNHK杯優勝の都城商は、NHK杯準決勝で日南学園と対戦し11対1で破ると、決勝では聖心ウルスラを8対3で破って見せるなど投打ともに内容ある大会であった。初戦は日向学院と対戦する。 また昨秋のベスト8の都城東、鵬翔、今春8強の都城工も同ブロックで熾烈なブロックとなっている。
■宮崎県のチームに、この夏にかける熱い思いを聞きました!
【僕らの熱い夏】鵬翔高等学校(2015年06月14日公開)
【僕らの熱い夏】県立宮崎南高等学校(2015年05月30日公開)