[1]【Aブロック】常総学院ブロックにダークホース取手松陽が入る
[2]【Bブロック】シードだけではなく、ノーシードの強豪校も集結する激戦区!/【Cブロック】守谷ブロックには、水戸商、水城などの有力校が揃う
[3]【Dブロック】140キロを超える速球を投げ込む好投手がずらり!
常総学院、明秀日立、藤代などの有力校がひしめきあう茨城県。今年の茨城大会は7月4日に水戸市民球場で開幕する。開会式では大洗高校マーチングバンド部「BLUE-HAWKS」の演奏のもと、ベンチ入りを果たせなかった3年生部員も登録メンバーと一緒に入場行進を行う。
茨城県のシードの決め方は、秋季大会、春季大会などの成績を加算したポイント制である。昨年から、シード校は10校になったが、第10シードのポイントが並んだため、今年のシード校は11校となった。シード順位は以下のとおり。
1 常総学院
2 明秀日立
3 石岡一
4 守谷
5 水城
6 つくば国際大高
7 土浦湖北
8 多賀
9 鹿島
10 藤代
11 霞ヶ浦
それでは各ブロックごとに有力校、選手を紹介したい。
【Aブロック】常総学院ブロックにダークホース取手松陽が入る

鈴木 昭汰(常総学院)
春のセンバツで8強入り(試合レポート)を果たした第1シード・常総学院が優勝候補の筆頭。
エース左腕・鈴木 昭汰(2年)は最速140キロ超のストレートとキレ味鋭いスライダーが武器。2番手格の右腕・菅原 一泰はツーシームの低めへの制球力が抜群だ。打線は18U日本代表候補の宇草 孔基と和田 慎吾、1年夏の甲子園を経験した荒原 祐貴と石井 大貴、俊足・堅守の竹内 諒、今春の県大会で1年生ながらチームトップの打率をマークした陶山 勇軌などタレントが揃う。
開幕試合は太田一vs日立北という県北地区同士のカードとなった。
注目カード、水戸桜ノ牧vs取手松陽は12年前の第85回大会の開幕試合で死闘を演じて以来の対戦(6対5で水戸桜ノ牧の勝利)。取手松陽は長身右腕・内村 悠斗が最速142キロを誇る。昨夏打率.762と大ブレイクした川村 文耶 、パンチ力のある宇尾野 広大、高須 樹(2年)と並ぶ分厚い強力打線は迫力がある。
東洋大牛久は秋、春と地区予選の初戦で敗退しているが、有馬 海人(2年)や濱野 正吾といった投手陣の潜在能力は高い。勝ち上がるには打線の奮起が鍵になる。近年力を付けている小瀬の戦いぶりにも注目だ。
春季県大会で8強入りした多賀と鹿島がシード権を獲得。このゾーンは力の差がなく混戦が予想される。
多賀は軟投派の安島 大貴(2年)とストレートで押す池ヶ谷 拓実(2年)の右腕二枚で試合を作る。鹿島はこちらも軟投派の根木 龍斗(2年)がサークルチェンジで打たせて取り、バックの堅守で盛りたてる。中軸を担う細田 義眞らが少ないチャンスをものにする。
日立商の右腕・吉久保 敦紀はスリークウォーターから小さく曲がるスライダーを駆使してバットの芯を外す。取手一は身体が大きな選手が多く打力が高い。特に島崎 大介のパワフルな打撃は魅力だ。
総和工は右腕・上原 翔と右サイド・小野里 裕太のどちらも力強いストレートを放る。佐和の左腕・根本 零央も好投手。常磐大高は長年水戸桜ノ牧を率いた海老澤 芳雄氏が今春から監督に就任した。準備期間は短いが夏の仕上がりが楽しみだ。
■茨城県の高校のコラムを一挙紹介!
【野球部訪問】霞ヶ浦高等学校【後編】(2015年05月15日公開)
【野球部訪問】霞ヶ浦高等学校【前編】(2015年05月14日公開)
【野球部訪問】明秀学園日立高等学校【後編】(2015年04月16日公開)
【野球部訪問】明秀学園日立高等学校【前編】(2015年04月15日公開)
【野球部訪問】県立竜ヶ崎第一高等学校(2012年09月18日公開)
■茨城県のチームに、この夏にかける熱い思いを聞きました!
【僕らの熱い夏】水戸葵陵高等学校(2015年06月02日公開)