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20日関東大会が開幕!保土ケ谷、横須賀5試合の見どころを紹介!

2023.05.20

20日関東大会が開幕!保土ケ谷ではセンバツ覇者の山梨学院が登場!浦和学院vs専大松戸も見逃せない!

20日関東大会が開幕!保土ケ谷、横須賀5試合の見どころを紹介! | 高校野球ドットコム
石橋 飛和(横浜隼人)

 春季高校野球関東大会が20日に開幕する。夏の戦いを見据える意味でも見どころを紹介していきたい。保土ケ谷球場では3試合が予定されている。

第1試合 横浜隼人(神奈川3位)vs山梨学院(山梨2位)

 横浜隼人は神奈川県の3位決定戦で東海大相模を破り、関東大会出場を決めた。本格派左腕のエース・石橋 飛和投手(3年)は130キロ後半の速球と90キロ台のカーブを投げ分け、勝負する。強打の4番打者・久保 風仁内野手(3年)を中心とした打線も強力だ。

 山梨学院は、センバツ優勝投手の林 謙吾投手(3年)や、大型スラッガー・髙橋 海翔内野手(3年)と能力の高い選手が多い。

 横浜隼人投手陣がどこまで山梨学院打線に通用するか。選手起用で、新たな選手を見出すことができるか。山梨学院はセンバツでは見られなかったニューフェイスの登場に注目したい。

第2試合 専大松戸(千葉1位)vs浦和学院(埼玉2位)

 専大松戸では151キロ右腕・平野 大地投手(3年)が復活傾向。県大会決勝で、151キロをマークした。相手は県外のチームで、関東でも上位に入る打撃力を誇る浦和学院だけに、平野を試す場面もあるだろう。

 浦和学院は県大会で色々な投手を起用したが、失点も多い。能力こそ高い投手は多いものの、まだ実戦で生かしきれていない。粘り強く、本塁打を打てる打者もいる専大松戸相手にどこまで通用するか。

第3試合 作新学院(栃木1位)vs相洋(神奈川2位)

 作新学院は今センバツに出場した主力メンバーを県大会で外し、多くの選手の底上げを図った。関東大会ではセンバツ中心のメンバーか、それとも県大会中心のメンバーになるか。いずれにしても、今年は打ち勝つチームでなければならない。

 2年生投手が中心の相洋は、自分たちの現在地を試す絶好の機会になる。作新学院ほど機動力や、高い打撃力でプレッシャーをかけられるチームはなかなかいない。試合運びもうまいだけに、夏の神奈川の前哨戦としても、多くの経験を得たいところだ。

[page_break:20日関東大会が開幕!チームカラーが似た常総学院vs関東一、ドラフト候補左腕擁する明和県央vs強力打線・甲府工の対決に注目]

20日関東大会が開幕!チームカラーが似た常総学院vs関東一、ドラフト候補左腕擁する明和県央vs強力打線・甲府工の対決に注目

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須藤 奨太(明和県央)

 春季高校野球関東大会が20日に開幕する。夏の戦いを見据える意味でも見どころを紹介していきたい。横須賀スタジアムでは2試合が予定されている。

甲府工(山梨1位)vs明和県央(群馬2位)

 甲府工は県大会決勝で山梨学院との壮絶な打撃戦を制した。打撃力は強力で、粘り強い試合運びが魅力。明和県央は最速146キロまでスピードアップした速球派左腕・須藤 奨太投手(3年)が関東大会まで勝ち進んだチーム相手にどこまで通用するか。この大会での投球がドラフト候補へさらに昇華させるきっかけになるかもしれない。

常総学院(茨城1位)vs関東一(東京2位)

 県大会を勝ち抜いた常総学院は140キロ超えの投手が多く、試合後半でもレベルの高い投手を投入できる。後半戦に勝負をかけることができるため、逆転勝ちも多い。打線も伸び盛りの強打者、巧打者が揃い、県大会の勢いを持続できるか。

 関東一は多くの好投手を攻略した打撃力が高く、後半勝負を仕掛けられる点も似ている。スーパー1年生・坂本 慎太郎投手の起用法にも注目が集まる。春の都大会ノーシードから勝ち上がって得た関東大会の舞台。この常総学院戦も好投手への対応に加え、投手陣の力量も問われる試合になりそうだ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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