目次

[1]作新学院・智辯和歌山ブロック/彦根総合・山梨学院ブロック
[2]履正社・専大松戸ブロック/広陵・社ブロック
[3]大阪桐蔭・能代松陽ブロック/東海大菅生・沖縄尚学ブロック
[4]報徳学園・東邦ブロック/仙台育英・慶應義塾ブロック


髙森風我(作新学院)、高橋煌稀(仙台育英)、前田悠伍(大阪桐蔭)、福田幸之介(履正社)

 第95回記念選抜高校野球大会が18日に開幕するにあたり、毎年恒例のベスト8予想を行いたい。今回も本命、対抗を出していきながら、各ブロックについて考えていく。

 今回のトーナメントが例年と違うのは、参加校数が増え36校となるため、1回戦が4カードあり、3勝しないとベスト8にいけないところが4箇所。チームカラーなども考慮した。

作新学院・智辯和歌山ブロック



 作新学院(栃木)が有力ではないかと見ている。攻撃力の仕上がりもよく、1番髙森 風我外野手(3年)、全国レベルの内野手・武藤 匠海内野手(3年)など野手陣は全国トップレベルだ。

 智辯和歌山(和歌山)は投手力に不安があり、大会2日目からの登場で、打線がどこまで仕上がるか注目。大分商(大分)は投打にまとまりがあり、英明(香川)も上位打線を中心に打撃の形がしっかりとしている選手が多いので、侮れない。仕上がりでは、作新学院が有力で、対抗は智辯和歌山

 智辯和歌山はそういった不安を跳ね返す強打を発揮できるか注目したい。

本命 作新学院
対抗 智辯和歌山

彦根総合・山梨学院ブロック



全体的に拮抗しているが、初出場の彦根総合(滋賀)は投手力が高く、宮崎監督を中心に戦略的なチームを作り上げ、昨秋、近畿大会では大阪桐蔭(大阪)の前田 悠伍投手(3年)を打ち込むなど、好投手にも屈しない高い攻撃力があり、何より2回戦登場というのが大きなアドバンテージだ。

 対抗馬は山梨学院(山梨)。このブロックの中で、打撃力、守備力はNo.1。ただ投手に不安があり、打撃戦に持ち込んでいくしかない。

 ハイレベルな近畿地区に揉まれ、投打ともに仕上がっている彦根総合が1歩有利。山梨学院は、なかなか初戦突破できていないが、殻を破れば一気に飛躍する予感がある。

本命 彦根総合
対抗 山梨学院