大阪桐蔭vs広陵の決勝戦のポイントは?大阪桐蔭は投手起用、広陵は打線のキーマンの奮起がカギ!
大阪桐蔭・前田悠伍、広陵・田上夏衣
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第53回明治神宮野球大会・高校の部決勝戦(23日)は大阪桐蔭(近畿・大阪)vs広島広陵(中国・広島)と、2年連続で同じカードとなった。決勝戦の見どころを紹介していきたい。
大阪桐蔭は誰を先発に起用するのだろうか。
エースの前田 悠伍投手(2年)は準決勝で完投勝利を挙げたが、161球も投げた。やはり、どんな投手でも、これほどの球数を投げてしまうと、パフォーマンス低下は否めない。それでも、まだ前田頼みの投手陣と言わざるを得ない現状はある。
大阪桐蔭の今大会のテーマは「勉強」。その言葉通りに、投手起用もいろいろチャレンジする選択もある。広島広陵打線は強力だが、準決勝の北陸(北信越・福井)戦の戦いぶりを見ると、威力のある直球には差し込まれやすい傾向がある。前田以外の南 恒誠投手(2年)、南 陽人投手(1年)、松井 弘樹投手(2年)は、広島広陵打線に通用するほどの直球を持っている。今後、前田が球数多く投げて連戦という試合スケジュールは想定される。前田以外の投手陣も、レベルが高いところを証明するチャンスでもある。
定石通り、前田先発なのか。チャレンジで他の投手が先発なのかは大きなポイントになる。
一方、広島広陵は左腕・倉重 聡投手(2年)を温存し、中3日で決勝戦を迎えられるのは大きい。コントロールがよく、一定以上の球威もある。また、横川 倖投手(2年)、高尾 響投手(1年)、行武 幸晟投手(2年)と実力のある投手が控える。そして打線では準決勝で当たりがなかった真鍋 慧内野手(2年)、田上 夏衣外野手(2年)の打線のキーマンがどれだけ奮起するかが優勝のカギとなる。中井監督は大阪桐蔭に対して「とにかくうちは引っ付いていくしかない」と意気込みを語る。
この世代ではトップレベルと評価される両校の対決は、やはり激しい試合となることは間違いない。
(文=河嶋 宗一)