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 明治神宮大会の組み合わせが決まった。この大会の位置づけは年々高まっている。またドラフト的な観点でみても、今年は非常に好選手が多い。今回はそんな投手を紹介したい。

 まず大会の目玉投手といえば、前田 悠伍投手(大阪桐蔭)だろう。高校生左腕ながら、安定して常時140キロ台の速球を叩き出し、切れのあるスライダー、カットボール、チェンジアップ、いずれも一級品。現段階でもドラフト1位候補に挙がる逸材だ。

 準々決勝以降の大阪府大会では20回を投げて、31奪三振、防御率0.00、近畿大会では27回を投げて、24奪三振、防御率1.67と、前田にしては失点が多い試合もあったが、決勝の報徳学園戦では1対0の完封。近畿大会トップレベルの強力打線を完封勝利するあたり、大事な試合ほど力を発揮できる前田の勝負強さは恐れ入るものがある。技術的にも、投球内容で文句をつけるところはほとんどない。とにかく元気に投げてくれることを期待したい。

 夏甲子園優勝の仙台育英は、投手陣の中心が2年生だったこともあり、レベルの高さは全国トップクラス。しかもドラフト候補に挙がるほどだ。

 潜在能力でいえば、147キロ左腕・仁田 陽翔投手(2年)に注目が集まる。夏までは他の2年生投手と比べても、登板機会は少なかったが、秋から登板機会が増え、東北大会2試合で、6.2回を投げ、5奪三振の力投。140キロ前半の速球、鋭角に曲がるスライダーは絶品で見応えがある。

 また、湯田 統真投手(2年)も140キロ中盤の速球、スライダーの切れ味は投手陣の中ではNo.1と評されており、宮城県大会、東北大会では20.2回を投げ26奪三振とさすがの好投を魅せている。

 実績、能力では高橋 煌稀投手(2年)も素晴らしい。東北大会では14回を投げて、17奪三振。角度のある140キロ前半の速球、変化球をしっかりと投げ分けができて、投球のレベルの高さは群を抜いている。この3人が「ドラフト上位候補」として評価を受けるようになるには、大事な大会といえる。

 また、東邦宮國 凌空投手(2年)も注目の逸材だ。2年夏の時点で140キロ後半の速球を投げていたが、打ち込まれた経験を糧に、縦スライダー、スライダー、カーブを器用に投げ分ける投球スタイルに変化。東海大会では、21.1回を投げ、11奪三振とやや奪三振は少なめであったが、それでも、東海大会優勝に導き、自信になった大会であった。初戦で大阪桐蔭と対戦するが、ポテンシャルの高さを発揮し、高校野球ファンを驚かせる投球を期待したい。

 東海大菅生日當 直喜投手(2年)もスケールの大きさならば、出場校の投手ではNo.1。190センチ95キロとその存在感は強烈。馬力の大きさ、頑丈さは並外れており、まるで昭和の投手と思わせるほど。常時140キロ中盤の速球、130キロ前後のスプリット、120キロ前半のスライダーを中心に圧倒する投球が魅力だ。性格も豪快で、漫画にいるような投手がそのまま出てきた感じだ。

 最後に大阪桐蔭南 恒誠投手(2年)も挙げておきたい。しなやかなフォームから繰り出す140キロ前半の速球は伸びがあり、チェンジアップも落差もあり、プロ向きの素材だといえる。神宮大会ではどんなアピールを見せるのか、注目が集まる。

(文=河嶋 宗一