浦和学院vs横浜など秋季関東大会は1日目から熱い!【展望】
加藤右悟、小林聖周、杉山遙希、田中陽翔
トーナメント表
・関東大会の組み合わせ
トーナメント表
・神奈川大会の勝ち上がり
トーナメント表
・千葉大会の勝ち上がり
・敗者復活戦の勝ち上がり
・一次予選の勝ち上がり
トーナメント表
・埼玉県大会の勝ち上がり
・地区予選の勝ち上がり
トーナメント表
・栃木県大会の勝ち上がり
トーナメント表
・茨城県大会の勝ち上がり
・地区予選の勝ち上がり
トーナメント表
・群馬県予選の勝ち上がり
トーナメント表
・山梨県大会の勝ち上がり
全国の高校野球ファンからも注目度が高い第75回秋季関東地区高校野球大会が22日、開幕する。今年も各県から期待の学校が登場する。大会初日は浦和学院vs横浜など好カードが満載だ。
加藤右悟(慶應義塾)、仲田瞬(常磐大高)
慶應義塾は関東大会出場の中ではトップクラスの重量打線を誇る。伸び盛りの1年生スラッガー・加藤 右悟外野手をはじめ、スラッガー・福井 直睦外野手(2年)、左の巧打者・延末 藍太外野手(2年)、清原和博氏の次男である清原 勝児内野手も拾った形でも長打を打つことができる実力を持っている。
そして、130キロ後半の速球を投げ込む小宅 雅己投手(1年)、右の技巧派・松井 喜一投手(2年)で守り抜く。
対する常磐大高は、好右腕・仲田 瞬投手(2年)、130キロ後半の速球を投げる投手として評判な山口 竜生投手(2年)を中心に守り抜く。また、しぶとく実戦力の高い選手が多く、粘り強く戦っていきたい。
小林聖周(浦和学院)、杉山遙希(横浜)
注目カードが実現する。浦和学院は完成度が高い好左腕・伊藤 充輝投手(2年)をはじめ、県大会でも力投を魅せてきた143キロ右腕・田中 樹人投手(2年)、長身から豪快な速球を投げ込む月野 龍投手(2年)といった豪華な投手陣を誇り、今年の出場校でもトップクラスだ。
打線は、パンチ力がついた俊足巧打の主将・小林 聖周外野手(2年)、1年生ながら風格が違う大型スラッガー・三井 雄心内野手、武蔵越生戦で2本塁打を放ったトップバッター・喜屋武 夢咲外野手(2年)、投手として最速143キロを誇りながらも一発を打てる長打力がある渡邉 聡之介外野手(2年)など、レギュラー野手のレベルも高い。関東大会優勝を本気で狙えるチームの1つである。
一方、横浜もハイレベルな布陣が揃う。1番遊撃手の緒方 漣内野手(2年)は攻守の中心。打者としてもバットコントロールが上手く、守備でも難易度が高いプレーを見せて、ピンチを救う。その緒方と二遊間を組む峯 大翔(1年)もハイレベルな守備を見せる。
1年生捕手・椎木 卿五も県大会では強打強肩を発揮して活躍した。復調が待たれる萩 宗久外野手(2年)など各野手のレベルは高い。あとは不調気味だった杉山 遙希投手(2年)が直球の勢いを取り戻せるかにかかっている。
お互い打撃力は高く、打撃戦が期待される。
田中陽翔(健大高崎)、長嶋樹哉(青藍泰斗)
今年の健大高崎は全国トップクラスの強力打線を誇る。どの打者も本塁打が打てて、2年ぶりの関東大会頂点が期待される。その中心、田中 陽翔内野手(1年)は期待の大型遊撃手で、24年ドラフト上位指名を目指し、日々、練習に打ち込んでいる。チームトップの本塁打数を誇る佐藤 志龍内野手(2年)などスラッガーが多く揃い、打球速度が違う。投手陣の小玉 湧斗投手(2年)には安定感があり、140キロ前後の速球を投げ分け、ゲームメークを行う。
対する青藍泰斗はポテンシャルが高い選手を揃えている。4番・馬場 空飛外野手(2年)の一打、今春の関東大会でも登板経験のある長嶋 樹哉投手(2年)の力投が鍵を握る。打撃戦に持ち込むことができるか。
(文=河嶋 宗一)