目次

[1]秋、春上位も初戦敗退負けを喫した高校
[2]甲子園優勝経験のある名門校も初戦敗退・序盤敗退


 第104回全国高校野球選手権は7月から地方大会が一斉開幕し、甲子園出場校も決まってきている。

 今回は、波乱が起こった地区から紹介をしていきたい。

秋、春上位も初戦敗退負けを喫した高校



健闘をたたえ合う神村学園と鹿児島実の選手たち

 春優勝したものの、夏に初戦敗退した学校が多くある。
 投打ともに戦力が揃っている沖縄水産未来沖縄に敗れた。

 未来沖縄とは接戦を演じ、その後、未来沖縄はベスト4まで勝ち進んだことを考えれば、十分に上位に勝ち進むだけの実力はあった。

 春の九州王者・神村学園(鹿児島)もいきなり鹿児島実と対戦。ノーシードながら優勝候補に挙げられた名門との対決は延長戦に及んだがも惜敗。その鹿児島実が決勝まで勝ち進んだことを考えれば、やはり優勝候補にふさわしい実力はあった。

 その他、春優勝の秋田商西城陽(京都)、奈良大附も初戦敗退を喫している。

 春の東海大会で優勝した浜松開誠館(静岡)も、聖隷クリストファーに5対10で敗れ、初戦敗退となった。

 滋賀県では波乱が起こっている。昨秋、近畿大会に出場した滋賀学園は延長戦の末、伊吹に初戦敗退。また、秋優勝の八幡商も初戦敗退となった。また、2年生の主力選手が多く、この春にベスト4入りした彦根総合も初戦敗退となった。

 センバツ出場では大垣日大(岐阜)も初戦敗退となった。