目次

[1]センバツ出場の明秀日立、浦和学院は選手のレベル、戦術ともにトップレベル
[2]作新学院vsつくば秀英、市立船橋vs山村学園の対決も注目。好投手、プロ注目捕手などタレント揃い
[3]注目選手一覧


トーナメント表
関東大会の組み合わせ

 5月22日、春季関東大会2日目は明秀日立、浦和学院といったセンバツ出場校が登場する。楽しみなカードも多く、好試合が期待される。

センバツ出場の明秀日立、浦和学院は選手のレベル、戦術ともにトップレベル



猪俣 駿太(明秀日立)

明秀日立(茨城1位)vs銚子商or青藍泰斗

 茨城1位の明秀日立が登場。強力打線に加え、金沢監督が最もこだわってきた「組織野球」もかなり浸透し、相手チーム攻略の際、選手考案で盗塁策を仕掛けるなど、チームとしてワンランク上の領域に達しつつある。

 その中で、金沢監督から「選抜帰りのチームでは光となった」と評するエースの猪俣 駿太投手(3年)は、140キロ前後の速球に、カーブ、スライダー、フォークなど多彩な変化球を操り、打者を翻弄。ストライク先行の投球ができて、緩急も使える。茨城大会の投球がそのままできれば、容易に攻略できる投手ではない。

 またプロ注目の石川 ケニー外野手(3年)は、投手として140キロ前後の速球と切れのある変化球を投げ、打者としても県大会決勝戦で本塁打を放つなど、高校通算は20本塁打を超えている。速球への対応力も高く、総合力はトップクラス。また大型三塁手・小久保 快栄内野手(3年)、県大会でも大当たりだった佐藤 光成外野手(3年)と1人1人の打者のスケールの大きさは出場校の中でもNo.1だ。

 さらに守備も堅く、関東の強豪校相手にどこまで戦えるか。



山口 凱矢(桐蔭学園)、宮城 誇南(浦和学院)

浦和学院(埼玉1位)vs桐蔭学園(神奈川2位)

 関東の名門校同士の一戦も面白い。浦和学院は県内でも圧倒的な戦いを見せ、頂点にたった。U-18代表1次候補に選ばれた宮城 誇南投手(3年)、高山 維月捕手(3年)、金田 優太内野手(3年)、強打の2番打者・伊丹 一博外野手(3年)、成長著しい好打の小林 聖周外野手(2年)、守備職人の八谷 晟歩内野手(3年)と投打でタレントが揃っている。

 関東大会に導いた桐蔭学園のエース・山口 凱矢投手(3年)は140キロ前半の速球と、切れのあるスライダーで翻弄する右の本格派。強打の遊撃手・相澤 白虎内野手(3年)も注目といっていい。