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帝京の怪腕、東海大菅生の大型右腕など東京都の2年生投手は逸材揃い!

2022.04.27

帝京の怪腕、東海大菅生の大型右腕など東京都の2年生投手は逸材揃い! | 高校野球ドットコム
高橋蒼人と日當 直喜

帝京の怪腕、東海大菅生の大型右腕など東京都の2年生投手は逸材揃い! | 高校野球ドットコム都大会のトーナメント表
國學院久我山、帝京などが属するブロック
修徳、関東一などが属するブロック
日大三、東海大菅生などが属するブロック
都立狛江、二松学舎大附などが属するブロック
ベスト16以上の組み合わせ

帝京の怪腕、東海大菅生の大型右腕など東京都の2年生投手は逸材揃い! | 高校野球ドットコム1次予選のトーナメント表
日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
日本学園などが属する第13〜18ブロック
城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック

帝京の怪腕、東海大菅生の大型右腕など東京都の2年生投手は逸材揃い! | 高校野球ドットコム関連記事
【選手名鑑】東京都の注目選手
二松学舎大附のブロックに実力校が揃う!春の東京都大会を徹底展望!

 関東一の優勝で幕が閉じた今年の春季東京都大会。今年の東京の2年生投手には有望な投手が多い。その逸材たちを紹介したい。

 トップレベルの好投手といえば、帝京高橋蒼人投手。伸びのある140キロ前後の速球には勢いがあり、変化球の精度もいい。ゲームメイク能力も高く、西東京の強豪・創価と国学院久我山相手に好投を見せた。特に國學院久我山戦では8安打を打たれながらも完封勝利を挙げた。

 攻撃力、機動力、戦術にも長けた國學院久我山相手の結果は自信になる。高橋自身、高卒プロを狙っており、金田監督もそれを後押しできるように指導している。起用法でも連投を避けるなど、大事に育てたい思いが感じられる。

 高橋と同じ2年生左腕・安藤翔投手も、130キロ前半の速球にキレのあるスライダーを投げ分け、さらに牽制も上手い。ゲームメイクできる右投手、左投手がいることはかなり心強い。このまま順調に成長できれば、07年の剛腕・大田阿斗里(元DeNA)、好左腕・垣ヶ原達也(元日立製作所)のような騒がれ方をされる存在になりそうだ。

 東海大菅生日當 直喜投手は190センチの長身から繰り出す140キロ前後の速球と120キロ後半のフォークのコンビネーションを武器とする。特にフォークは左打者の膝元に決めることができ、センバツ前の浦和学院との練習試合でも抑え込んでいた。

 ただ、若林監督によると、投手、野球選手として必要な知識についてはまだ勉強中と、日々の練習から厳しく教え込まれている。実戦では堂々としていて、器用な投球もできる。メンタル面は強く、大きく育つことを期待したい。

 二松学舎大附大矢青葉投手は、センバツで最速141キロを計測したが、都大会では打者としての活躍が目覚ましかった。俊足であり、冬の打撃練習とトレーニングで長打力がアップしてきた。アスリート型野手として育つ可能性は十分ある。リリーフで好投を見せた重川 創思投手は期待の本格派右腕。130キロ前半の速球と切れのあるスライダーで翻弄する。1年経てば常時140キロ台の速球を投げる可能性を持っている。

 1年生の時から注目されてきた修徳の192センチ右腕・篠崎国忠投手も、球速が140キロを超えてきた。明大中野中村海斗投手は187センチの長身から140キロ前後の速球を投げ込み、都大会でも力投。ノーシードスタートになるが、23年夏までは注目したくなる。

 日大三安田虎汰郎投手は、真上から振り下ろす135キロ前後の速球は威力があり、両サイドにしっかりと投げ分けられる。日大三相手に好投を見せた早大学院西山 恒斉内野手は130キロ中盤の速球、多彩な変化球で封じる好投手でもある。初戦敗退となったが、都立雪谷御園拓摩投手も、186センチの長身から常時135キロ前後の快速球を投げ込む。

 これほど投手が揃う世代も珍しい。夏の大会では、好投手たちの活躍と新たな好投手の浮上を期待したい。

(文=河嶋 宗一

[page_break:注目選手一覧]

【2年生投手リスト】
高橋蒼人帝京
安藤翔帝京
日當 直喜東海大菅生
大矢青葉二松学舎大附
重川 創思二松学舎大附
篠崎国忠修徳
中村海斗明大中野
安田虎汰郎日大三
御園拓摩都立雪谷
西山 恒斉早大学院

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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