
村上慶太(九州学院)、江口翔人(西日本短大附)、香西一希(九州国際大附)、大野 稼頭央(大島)、知念 琉月(沖縄水産)
トーナメント表
・九州大会の組み合わせ
出場校一覧
・九州大会出場16校の顔ぶれ
4月23日より宮崎県で始まる春季九州高校野球大会。今年はセンバツ出場5校が推薦され、各県大会を勝ち抜いた11校と合わせて16校が出場する。
今秋のドラフト候補生の観点で見ると、U-18代表1次候補に選ばれた大野 稼頭央投手(3年=大島)の進化ぶりが注目される。センバツでは思うような投球ができず、初戦敗退したが、1ヶ月間の調整で、レベルアップできているか。
同じくU-18代表1次候補に選出された香西 一希投手(3年=九州国際大付)は、直球120キロ台の投手としては屈指の技巧派左腕と評価が高い。プロ注目の野田 海人捕手(3年=九州国際大付)も活躍が期待される。香西、野田のバッテリーとともに、同1次候補に選出された世代屈指の外野手の評価もある黒田 義信(3年=九州国際大付)のパフォーマンスにも注目が集まる。
大分舞鶴の2年生右腕・野上 龍哉投手が真上から振り下ろす直球は130キロ後半を計測。フォームの土台がよく、23年ドラフト候補として期待がかかる逸材だ。また対戦相手の九州学院(熊本)にはヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)の弟・村上 慶太内野手(3年)がいて、兄譲りのパフォーマンスに注目が集まる。
昨年夏に甲子園出場を果たした西日本短大附(福岡)・江口 翔人内野手(2年)は成長中。天性のスピードを生かした遊撃守備は必見だ。
昨夏甲子園出場の明豊(大分)では、スラッガー・嶽下 桃之介外野手(3年)の打撃に注目だ。フルスイングが自慢の沖縄水産・知念 琉月内野手(3年)、センバツでも好投を見せた種村 隼投手(3年=長崎日大)、神村学園(鹿児島)では135キロ前後の速球をコントロールよく投げ分け、ゲームメイクに徹する朝吹 拓海投手(3年)の投球にも注目が集まる。
スカウトが多く注目するであろう今大会でブレークする選手は現れるのか。
(文=河嶋 宗一)
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