Column

ヤクルト村上の弟、近江の二刀流、関西地区の大型選手などセンバツを逃した逸材たち【西日本編】

2022.02.01

ヤクルト村上の弟、近江の二刀流、関西地区の大型選手などセンバツを逃した逸材たち【西日本編】 | 高校野球ドットコム
村上 慶太(九州学院)、浅野 翔吾(高松商)、山田 陽翔(近江)

ヤクルト村上の弟、近江の二刀流、関西地区の大型選手などセンバツを逃した逸材たち【西日本編】 | 高校野球ドットコムあわせて読みたい
北海道の149キロ左腕、群馬の二刀流、関東の常連校の大型選手など選抜を逃した逸材たち【東日本編】
ヤクルト村上の弟、近江の二刀流、関西地区の大型選手などセンバツを逃した逸材たち【西日本編】

 1月28日、センバツ出場32校が決まった。それ以外の約3800校が夏へ向けてスタートを切っているが、惜しくもセンバツを逃した逸材たちは全国に多数いる。今回は逸材紹介の西日本編をお届けしたい。

 センバツを逃した学校の中で、西日本から取り上げるなら、近江(滋賀)の山田 陽翔投手(2年)の名前がまず浮かぶ。昨夏の甲子園ではベスト4入り。投げては145キロ前後をマークし、打者としても本塁打を量産するなど勝負強さは一級品。肘の故障から復帰し、この春の県大会から投打で大暴れしてくれそうだ。

 昨夏甲子園優勝、智辯和歌山(和歌山)の武元 一輝投手(2年)は、140キロ後半の速球を投げ込み、長打力も抜群の二刀流プレーヤー。リードする渡部 海捕手(2年)にも注目が集まる。

 昨年、春夏で甲子園に出場した神戸国際大附(兵庫)の楠本 晴紀投手(2年)は、140キロを超える速球が持ち味。この世代では貴重な大型左腕で、圧倒的な球威を見せつけていきたい。

 俊敏な守備が持ち味で、昨夏の甲子園でも快打連発だった山里 宝内野手(2年)も進化に期待がかかる。

 昨秋中国大会ベスト4、岡山学芸館(岡山)の宇地原 丈智内野手(2年)も、堅守巧打のショートストップとして注目が集まる。

 四国地区の補欠校に選ばれた明徳義塾(高知)の変則左腕・吉村 優聖歩投手(2年)は昨秋の四国大会では、19イニングを投げ、4失点と好成績を挙げた。春以降、どんな進化を見せるか楽しみだ。

 高校通算44本塁打のスラッガー・浅野 翔吾外野手(高松商)も春の県大会からマークされる存在だろう。

 九州地区では飯塚(福岡)の191センチの大型右腕・白浜 快起投手(2年)の進化に期待がかかる。現在の最速は145キロ。今年はどれくらいパワーアップをしているのか注目だ。

 ヤクルトのスラッガー・村上 宗隆内野手(九州学院出身)の弟で、九州学院(熊本)の主将でもある村上 慶太内野手(2年)は、構えも体格も兄にそっくりで、春の活躍が楽しみだ。昨年秋の九州大会で、優勝した九州国際大付(福岡)と唯一接戦を演じ、打線は全国レベルと評価を高めた鹿児島城西(鹿児島)には、3番・池野 航太外野手(1年)、4番・藤田 剛外野手(2年)、5番・明瀬 諒介内野手(1年)と強打者がいる。

 最後に紹介したいのは興南(沖縄)の盛島 稜大捕手(2年)。185センチ、93キロと恵まれた体格から鋭い打球を飛ばし、さらに二塁送球も2秒を切るスローイングを見せる。

(文=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】日本福祉大附が4点差をはね返して中部大一に逆転勝ち、ベスト8に進出

2024.04.22

【仙台六大学】東北高で4番を打った1年生・佐藤玲磨が決めた!東北工業大が“サヨナラ返し”

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.17

【兵庫】20日にセンバツ準優勝の報徳学園が春初戦!夏の第1シード、第2シードも出揃う予定!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!