目次

[1]智辯和歌山が夏の甲子園優勝
[2]和歌山東が近畿大会準優勝の大躍進
[3]市立和歌山バッテリーが揃ってドラ1に

 今年は夏の甲子園で4強入りを占めるなど、近畿勢の活躍が目立った今年の高校野球。特に話題が豊富だったのが和歌山県だ。今回は近畿地区の中でも和歌山県の話題に絞って三大ニュースを紹介していきたい。

智辯和歌山が夏の甲子園優勝


 夏の甲子園で21年ぶり3度目の優勝を飾った智辯和歌山。雨天中止が続いたことによる過密日程や、初戦が不戦勝といった難しい戦いの中でも強さを見せつけた。

 優勝に最も貢献したと言えるのがエースの中西 聖輝投手(3年)だろう。準決勝の近江戦で1失点完投勝利を飾ると、決勝の智辯学園戦でも4回途中からリリーフ。強打のチームを相手に6回無失点の好投を見せ、胴上げ投手となった。

 打線では1番の宮坂 厚希外野手(3年)が打率.500、2番の大仲 勝海内野手(3年)が打率.588とハイアベレージをマーク。上位打線が高い出塁率を誇ることで、打線に繋がりをもたらした。

 4試合で28得点7失点と圧倒的な強さで勝ち上がった智辯和歌山だが、昨秋の近畿大会は準々決勝で敗退。あと一歩のところでセンバツ出場を逃していた。

 彼らの前に立ちはだかったのが、市立和歌山小園 健太投手(3年・DeNA1位)と松川 虎生捕手(3年・ロッテ1位)の黄金バッテリーだ。後にドラフト1位指名を勝ちとる二人を擁する市立和歌山相手に秋は新人戦、県大会、近畿大会と3連敗を喫していた。

 それでも春の県大会決勝では7対1と完勝すると、夏の決勝でも6回以降に4点を集めて4対1で勝利。ライバルにリベンジを果たし、甲子園への切符を掴み取った。

 一冬越えてからの成長ぶりは目を見張るものがあった。その背景には強力なライバルの存在があったことは言うまでもないだろう。日本屈指のバッテリーを攻略したチームが日本一になるのは必然だったかもしれない。