目次

[1]V候補筆頭は享栄、至学館もあなどれない
[2]日大三島、静岡、中京も十分チャンスある

日大三島、静岡、中京も十分チャンスある



中京・瀬戸 亮太

 静岡県大会を制した日大三島も侮れない存在になりそうだ。報徳学園で全国制覇の実績もあり、U-18日本代表の指揮官を務めたこともある永田 裕治監督が就任して、初めての東海地区大会である。どのような戦いを仕掛けてくるのか興味深いところだ。その日大三島にぶつかるのが、三重県2位校の津商と愛知県3位校の中部大春日丘だ。どちらも、近年躍進著しいが、中部大春日丘は、何度も東海大会で悔しい思いもしている。何とかあと一つの階段を上っていきたいという思いは強いであろう。

 享栄に挑むのは大垣日大静岡の勝者だ。この山の勝者が一つのカギとなりそうだ。大垣日大は、岐阜県大会準決勝で、県内1の力があると言われていた県立岐阜商に競り勝てたことで自信も得ている。超ベテランの阪口 慶三監督はエース五島 幹士 君に対しての信頼も高い。

 静岡は、経験のある鈴木 脩矢と躍進著しい吉田 優飛の両投手がどういう投球を示してくるのか。例年ほどの破壊力がない分だけ、しっかりと守って、手堅くいきたいところである。

 至学館と岐阜県3位の岐阜第一の勝者は三重県1位の三重に挑む。岐阜第一は3位決定戦では県立岐阜商と0対0のまま延長に入るという厳しい試合で、延長11回にサヨナラ勝ちして粘り強さを示した。その試合を投げ切った弘川 泰暉の緩急を使い分ける投球にすべてがかかる。三重は、どちらが来ても難敵となろうが、どう受け止めていかれるか。

 岐阜県1位の中京は、エース左腕の瀬戸 亮太が安定している。場合によっては、抑えとしても投入される可能性もあるだけに、わずかでもリードして後半にもっていかれれば中京のペースとなろう。その中京に挑むのは静岡県2位の聖隷クリストファーと三重3位の津田学園の勝者だ。

 総合力では享栄がややリードしているが、秋季大会は試合を重ねながらチームもどんどん成長していく。ことに、県大会の開幕が遅かった岐阜県勢は、大会を通じてチームの伸長度も期待できそうだ。

(記事:手束 仁