第103回甲子園は智辯和歌山の優勝で幕を閉じた。高校野球ドットコム恒例企画であるベストナインを紹介したい。今回も1校1人というルールで選出した。


【ベストナイン】
投手 山田 陽翔近江
捕手 中川 勇斗京都国際
一塁手 田村 俊介愛工大名電
二塁手 大仲 勝海智辯和歌山
三塁手 松本 龍哉盛岡大附
遊撃手 米崎 薫暉明徳義塾
外野手 前川 右京智辯学園
外野手 浅野 翔吾高松商
外野手 阪上 翔也神戸国際大附

 山田は今大会、5試合に登板。30回を投げ、31奪三振、さらに打者としても、1本塁打をマーク。今年の甲子園は右の好投手が非常に多かったが、ここぞという場面で投げ込む140キロ中盤のストレート、130キロ台のフォークの切れが素晴らしく、インパクト十分の投球で、キャラがたった投手としてベストナインに選出した。

 中川はストライクゾーンに呼び込むキャッチング力、1.8秒台のスローイング、今大会2本塁打の強打と攻守で躍動した姿が印象的だった。この大会で大きく評価を上げた捕手ではないだろうか。

 田村は甲子園で初本塁打。今年は良い一塁手も非常に多かったが、田村の打撃技術、打席に入った時の雰囲気は頭1つ抜けたものがあった。

 大仲は決勝戦でも4安打の活躍を見せたように、背中が大きく入った構えから安打を量産。走塁センス、守備力の高さを含め、21年ぶりの優勝に欠かせない存在だった。

 松本は沖縄尚学戦で4安打の活躍。今大会は6安打を打つ活躍。左のスラッガーとして体が開かない打撃フォームで次々と安打を量産する姿は印象的だった。

 米崎は守備面で随所に投手陣をもり立てる好守備を連発。肩も非常に強く、ベスト8進出の立役者として挙げた。

 前川は22打数10安打、2本塁打と大会を通じて活躍を見せた。高校生離れした体格、スイングスピードから次々と放たれる打球速度は格が違った。

 浅野は2試合通じて7打数4安打の活躍。打者としての雰囲気、ボールの呼び方、アプローチの仕方が抜けていた。格が違った選手だった。

 阪上も鋭いスイングスピードから次々と長打を飛ばし、投手としても140キロ後半の速球、切れのあるスライダーを投げ込み、投打ともに高いパフォーマンスを発揮。初のベスト8入りに貢献した。

(記事:河嶋 宗一