目次

[1]鹿屋中央〜樟南
[2]鹿児島城西~枕崎
[2]鹿児島実~大島
[2]神村学園~鹿児島商

 第103回全国高校野球選手権鹿児島県大会の組み合わせ抽選会が6月19日、鹿児島市の武岡台高校体育館で行われた。昨年は新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりに開催される予定の夏の甲子園を目指す県大会の組み合わせが決まった。

 今大会の出場校は4つの連合チームを含む63チーム71校。7月3日に開幕し、鹿児島市の平和リース、鴨池市民の両球場で3回戦までは連日開催。準々決勝以降は平和リースを使用し、準々決勝、準決勝は土日開催で17、18日が準々決勝、24日が準決勝、休養日を設けて26日決勝の日程で開催される(※雨天順延あり)。投手の連投を避け、夏場の選手の負担軽減を考慮し、準々決勝以降の試合日程に間隔を空ける方式が導入された。

 シード校は昨秋、今春、NHK旗の県大会実績による獲得ポイントに基づいて、第1シードが鹿屋中央で、以下、鹿児島城西鹿児島実神村学園樟南大島枕崎鹿児島商の8校がシードとなった。シード校の組み合わせも、上位シードから順番に入りたい場所を選択する方式となった。

 シード8校の位置が決まった後、残りチームが抽選を行い、対戦カードが決まった。開会式は実施せず、平和リース開幕戦で対戦する2チームで午前9時から開始式を行い、串木野の上新 遼太郎主将(3年)が選手宣誓する。

 この1年間は3つの県大会全てで優勝校が入れ替わっており、上位の実力は伯仲で本命不在の混戦となりそう。安定して上位の実績を残した鹿屋中央、昨夏の甲子園交流大会出場メンバーが残る鹿児島城西、連覇を目指す神村学園、伝統校・鹿児島実などが中心になるか。

 いずれにしても飛び抜けた戦力、実績を持つチームはなく、下位シードやノーシードからの番狂わせの可能性も十分にある。1投手につき1週間500球以内の球数制限が導入されたことにより、昨秋に続いて準々決勝、準決勝が土日開催、決勝前日にも休養日が設けられた。連投や連戦による負担は軽減されるものと思われる。その分、トータルの大会期間は順延なく消化できたとしても最短でも24日間の長丁場になる。

 投攻守、野球の力はいうまでもないが、長丁場の大会を戦い抜くことを見越した上での心身のコンディション作りが大きなカギを握る。組み合わせを4つのパートに分け、大会の展望、見どころなどを述べる。

【鹿屋中央〜樟南】


 鹿屋中央はこの1年間、優勝はないものの全大会で4強以上の成績を残した安定感で第1に選出された。投手陣は折尾 凛主将(3年)、峯山 叶斗(3年)の左右2本柱を擁し、機動力を生かした攻撃力、ミスの少ない守備力も県下トップクラス。序盤から好チームとの対戦が予想され、気は抜けない。序盤をきっちり勝ち上がれば、終盤戦に弾みがつく。

 このブロックは、武岡台と春8強の加治木戦、離島の雄・徳之島鹿児島と1回戦の好カードが並ぶ。大会屈指の好左腕・西田 恒河(3年)を擁する第5シード樟南は得点力の向上が夏を制するカギになる。中軸の3番・下池 翔夢主将(3年)、4番・小峰 康生(3年)らが、どこまで打線をけん引できるか。

 西田は最速140キロ台の直球を柱にテンポ良く打たせて取り、三振も多い。西田が大会終盤でも思う存分力を発揮できるよう、2、3番手投手の台頭も待たれるところだ。好右腕・堀 峻太朗(3年)を擁する鶴丸、昨秋8強の川内と県立の実力校も虎視眈々と上位進出をうかがう。


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