第103回全国高等学校野球選手権京都大会が7月10日に開幕。79校73チームが出場し、春季大会で8強入りした京都国際京都成章乙訓東山城南菱創立命館西城陽塔南がシード校となる。

 今大会は龍谷大平安京都翔英立命館宇治京都外大西福知山成美などノーシードとなった強豪校も多く、序盤から好カードが多い組み合わせとなった。今回は注目カードを中心に京都大会を占っていきたい。


本命・京都国際は初戦から山場!


 優勝候補の本命は春夏連続の甲子園出場を目指す京都国際だ。投手陣の柱である森下 瑠大平野 順大の2年生コンビがセンバツ以降に成長した姿を見せている。彼らをリードする捕手の中川 勇斗(3年)は強肩やリストの強い打撃に定評がある府内屈指の名捕手。センバツから1番遊撃手に定着した武田 侑大(2年)も来年のドラフト候補に挙がりそうな逸材だ。

 その京都国際は初戦で京都翔英田辺の勝者と対戦する。京都翔英は秋が一次戦敗退、春は大会途中で棄権とここまで実績はないが、一昨年秋の近畿大会8強入りに貢献したエースの池島 涼太(3年)を筆頭に個々の能力は高い。京都国際にとってはいきなり正念場となりそうだ。

 昨秋に決勝で対決した乙訓龍谷大平安も、ともに初戦を突破すれば、3回戦で対戦する。シード校の乙訓は最速146キロ右腕の北見 隆侑(3年)が好投手として注目されている。龍谷大平安は遊撃手の吉田 元(3年)や中堅手の實谷 大周(3年)を中心に堅い守りで頂点を目指す。大阪桐蔭との練習試合で登板した岩井 聖(1年)に登板機会があるかにも注目だ。

 Aゾーンのシード校である立命館は、初戦で福知山成美と対戦する。立命館は捕手の長谷川 督馬(3年)を筆頭に個々の能力が高い。福知山成美は140キロ超えの速球を投げる中田 周(3年)と俊足巧打の前田 壮一朗(3年)のW主将を中心に一昨年春以来の甲子園を目指す。

 このゾーンには公立の実力校である鳥羽京都すばるに加え、好素材が毎年のように現れる日星など侮れないチームが多い。激戦区を勝ち抜くのはどこになるだろうか。



京都外大西:西村 瑠伊斗.

 城南菱創がシードされたCゾーンにも京都外大西立命館宇治が入り、ハイレベルなゾーンとなった。京都外大西は西村 瑠伊斗(2年)の投打にわたる活躍に注目。身体能力が高く、来年のドラフト候補に挙がってくるのではないだろうか。彼以外にも個性が光る選手が多く、上位進出の可能性は十分にある。

 立命館宇治は力投派右腕の白田 春宗(3年)と司空 宙大(3年)に安定感がある。1年生ながら春から1番を任された築山 隆翔は今後が楽しみな選手だ。