7月9日に開幕する第103回全国高等学校野球選手権和歌山大会。出場は39校で、春季大会で4強入りした智辯和歌山市立和歌山和歌山東近大新宮がシード校となった。4つのゾーンに分かれて準々決勝まで戦い、準決勝は準々決勝で勝利したチームから順次抽選を行う。

 優勝争いは春夏連続の甲子園出場を目指す市立和歌山と春の県大会を制した智辯和歌山の一騎打ちが予想される。智辯和歌山はCゾーン、市立和歌山はDゾーンに入ったため、直接対決は準決勝以降となる。

注目は層の厚さがある智辯和歌山


 智辯和歌山はエースの中西 聖輝(3年)に安定感があり、今春には自己最速を147キロに更新。左の技巧派・高橋 令(3年)や140キロ台の速球を投げ込む大型右腕・武元 一輝(2年)といった投手も昨年から成長した姿を見せており、選手層に不安はない。打線も高校通算40発超えの徳丸 天晴(3年)や俊足巧打の宮坂 厚希(3年)、強肩強打の捕手・渡部 海(2年)などタレントが揃う。髙嶋 仁名誉監督の孫である髙嶋 奨哉(3年)も三塁手のレギュラーに定着し、勝負強い打撃を見せている。

 その智辯和歌山と初戦で対戦するのが箕島だ。中川 虎生(DeNA)を兄に持つエースの中川 大雅(3年)は140キロ超えの速球を投げる左腕として注目を集めている。昨秋は0対13の7回コールド負けと大敗を喫しているが、夏に成長した姿を見せられるか。

 他にCゾーンで有力校に挙げられるのが昨夏の独自大会で準優勝の初芝橋本和歌山南陵だ。初芝橋本は昨夏から中軸を打つ川端 一正(2年)が投手としても台頭。松井 大空との2年生バッテリーで頂点を狙う。

 和歌山南陵は俊足と攻守が光る村田 寛知(3年)や長打力のある緒方 健心(3年)ら能力の高い選手が多い。右横手投げのエース・神之田 奏太(3年)に安定感が増せば、面白い存在となる。