吉岡 道泰(専大松戸)

 打線はとにかくしつこい。強豪校を立て続けに破り勢いに乗る県立船橋相手に淡白な野球にならず、ジックリと攻めて集中打でコールド勝ち。関東大会の初戦では駿台甲府相手に5回まで先発投手を100球投げさせ、試合を優位にすすめる試合運び。秋と比べると打線の迫力、対応力。攻めの幅が広がっており、かなり強いチームへ変貌している。

 打線ではセンバツでダイビングキャッチで飛球を取りそこね、ランニング2ランを許した吉岡 道泰だが、この選手のポテンシャルを評価しているからこそ、打棒でクローズアップされるニュースが多くなることを期待したい。持丸監督は吉岡の打撃内容について、かなり厳しいコメントを残してきた。春では2番だったが、バントではなく、強打の2番を期待して送り出した。吉岡が打者として覚醒すれば、かなり得点力は向上するだろう。

 また関東大会で2本塁打を放ち、来年の千葉県を代表する強打の捕手になりそうな加藤 大悟、9番打者ながら一発を打てる長打力があり、外野守備もレベルが高い苅部 力翔、遊撃手の石井 詠己などしぶとい打者が多い。

 専大松戸は春に見せたしぶとい粘り強い野球を貫くことができるか。それに尽きることだろう。

(文=河嶋 宗一