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高知対鳴門など名門カードが続々!四国大会初日4試合の見所を徹底解説!

2021.04.24

高知対鳴門など名門カードが続々!四国大会初日4試合の見所を徹底解説! | 高校野球ドットコム
福永 怜央(徳島商)、古和田大耀(新田)、朝田 耕司(藤井)、吉村優聖歩(明徳義塾)

 4月24日(土)・25日(日)・5月1日(土)の日程で2年ぶりに香川県内で開催される「第74回春季四国地区高等学校野球大会」。今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係者以外の観戦は許されていないが、練習時間・練習試合の制限も県によってはあった困難を乗り越え、四国4県から8校が集まっての7試合は春の四国頂点を争うばかりでなく、夏の選手権各県大会を占う上でも興味深い闘いとなること確実である。

 そこで今回は初日に行われる1回戦4試合を展望しつつ、最新のメンバー構成も含めて各校の戦力を紹介していきたい。

1回戦 [stadium]レクザムスタジアム[/stadium] 10:00開始
徳島商(徳島県2位<春季県大会準優勝>4年ぶり27度目の出場)
vs
新田(愛媛県1位<春季県大会優勝・順位決定は抽選>6年ぶり6度目の出場)

 打力に長ける両チームによる激突。徳島商はリリーバーとしても最速142キロをマークする2年生主砲・幸坂 征太郎(三塁手・右投右打・170センチ88キロ・徳島東リトルシニア出身)や、俊足の栗林 凌生(3年主将・右翼手・右投右打。176センチ73キロ・徳島市川内中出身)、新田はこの世代四国最多・高校通算23本塁打を誇る「二塁送球1.9秒捕手兼最速139キロ右腕」古和田 大耀(3年主将・右投右打・175センチ92キロ・松山中央ボーイズ)や、県大会決勝・小松戦でW技ありの高校通算10号を放った近平 侑甫(3年・二塁手・右投左打・愛媛松山ボーイズ出身)らがチームをけん引する。

1回戦 [stadium]レクザムスタジアム[/stadium] 12:30開始
藤井(香川県2位<春季県大会準優勝>初出場)
vs
明徳義塾(高知県1位<センバツ出場・チャレンジマッチ勝利>2年ぶり25度目の出場)

 秋春通じて四国大会初出場の藤井明徳義塾に挑む構図。藤井は主将の朝田 耕司(3年・中堅手・右投左打・175センチ68キロ・藤井中出身)をはじめスタメンの半数以上が50メートル走6秒2を切るスピードを発揮することが勝利への必須要件となる。
 一方、明徳義塾高知とのチャレンジマッチで好投した2年生コンビ・吉村 優聖歩(左投左打・181センチ72キロ・熊本中央ボーイズ<熊本>出身)と矢野 勢也(右投右打・180センチ73キロ・球道ベースボールクラブ<ポニー・福岡>出身)と同じくチャレンジマッチでは4番に抜擢された1年生・寺地 隆成(三塁手・右投左打・178センチ79キロ・城東ボーイズ<東京>出身)・明徳義塾中卒)が3年生に追随できるかがポイントだろう。



高知対鳴門など名門カードが続々!四国大会初日4試合の見所を徹底解説! | 高校野球ドットコム
杉山 敬基(鳴門)、森木大智(高知)、櫻井頼之介(聖カタリナ)、池本圭(英明)

1回戦 [stadium]レクザムボールパーク丸亀[/stadium] 10:00開始
高知(高知県2位<春季県大会優勝・チャレンジマッチ敗退>2年ぶり28度目の出場)
vs
鳴門(徳島県1位<春季県大会優勝>3年ぶり11度目の出場)

 1回戦の最注目カード。今大会で背番号1を奪回した最速152キロ右腕・森木 大智(3年・右投右打・184センチ77キロ・高知中出身)の動向はもちろんのこと、2年生にして最速141キロを叩き出す前田 一輝(188センチ83キロ・右投右打・徳島東リトルシニア出身)ら鳴門投手陣の継投策がどうなるか、今回は背番号「8」を付ける髙橋 友(2年・右投左打・182センチ78キロ・生光学園中ヤング<徳島>出身)をはじめ、タレントの配置がどうなるかなど、見どころは尽きない。

1回戦 [stadium]レクザムボールパーク丸亀[/stadium] 12;30開始
聖カタリナ(愛媛県2位<センバツ出場・順位決定は抽選>3年ぶり2度目の出場)
vs
英明(香川県1位<春季県大会優勝>3年ぶり4度目の出場)


 投打のバランスに優れる両者。いずれも最速145キロを誇る聖カタリナ学園・櫻井 頼之介(3年・右投右打・170センチ58キロ・尼崎ボーイズ<兵庫>出身)、英明石河 大空(3年・右投左打・176センチ80キロ・高松市立古高松中出身)のエース対決ばかりでなく、甲子園でも才能の一端を示した聖カタリナ学園・川口 翔大(3年・遊撃手・右投左打・175センチ75キロ・松山中央ボーイズ出身)と香川県大会2ホーマーの英明池本 圭(2年・一塁手・右投左打・177センチ85キロ・高松市立勝賀中出身)の4番対決など、合わせ鏡的に試合を俯瞰しても楽しめるカードだ。

(文=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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