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【トーナメント表】第93回大会の勝ち上がり


決勝戦 東海大相模vs明豊


 10年ぶりの決勝進出の東海大相模と初の決勝進出を果たした明豊。お互い初戦では延長戦を制して、苦戦を制しての勝ち上がりだ。

 まず東海大相模はエース・石田 隼都が準々決勝以降から先発として躍動。26回を投げて43奪三振、四球0、K/BBは43.00と圧巻の好成績を残している。気になるのは起用法だ。石田は準々決勝、準決勝と2試合連続で先発。そして決勝戦で先発すると3試合連続。高校野球の定石でいえば、石田が先発といえるが、ただ4日間で3試合先発というのは、疲労状態を踏まえると、結構リスクがある。

 成績上、文句なしだが、連戦の先発はクオリティが落ちやすい。明豊は後半にしぶとさを発揮するチームなので、ショートリリーフに専念させた石田で、準備をしていきたい。

 これまで登板がある求 航太郎石川 永稀と明豊打線の力量を踏まえても十分に勝負ができる投手。総力戦で明豊打線を抑えにかかりたい。打線は好調の門馬 功が起点となり、積極的な走塁、打撃で畳みかけたい。

 一方、明豊は大会前ナンバーワン堅守にふさわしく、ここまでの4試合は無失策。当たり前のゴロは当然ながらアウトにして、そして抜けそうな打球を執念で追いつく。これまでの堅守を誇ったチームとは次元が違うぐらいのチームだ。投手は先発・太田 虎次朗、中継ぎ・財原 光優、クローザー・京本 眞の順番になりそう。打線はパンチ力のある黒木 日向、準々決勝で先頭打者本塁打を放った幸 修也、攻守で勢いに乗っている阿南 心雄とつなぎの打撃で、得点をもぎ取っていきたい。

 力量的には五分五分。両チームともレギュラー以外の選手たちの力量の高さを表明し、勝利のためにどの選手も使える強みがあり、現代の高校野球として一歩先をいくチームマネジメントを行ったチーム同士の決勝戦ということで大きく盛り上がることは間違いない。