第1試合 天理vs宮崎商

達孝太(天理)、中村碧人(宮崎商)
この試合の注目は天理の193センチの大型右腕・達 孝太の仕上がりぶりだろう。最速146キロのストレート、フォークのコンビネーションで、奪三振を重ねる今大会屈指の本格派右腕だ。
打線も主砲・瀬 千皓だけではなく、多くの選手が春先のオープン戦から本塁打を重ねており、着実にパワーアップ。それでいて天理独自の捕球練習で昨秋は7試合で4失策と堅い守備を見せる。特に遊撃手の杉下 海生の守備は必見だ。
しかし宮崎商も強力なチームだ。なんといっても遊撃手・中村 碧人は昨秋までに高校通算25本塁打を放っている強打の遊撃手。深い位置から刺せる強肩も魅力的である。打席に入った時の構えや、プレースタイルはソフトバンクの今宮 健太(明豊出身)を思い出させる選手だ。
投手陣では安定感のあるエース右腕・日高大空、本格派右腕・長友 稜太、強肩で投げれば140キロ前後の直球を投げる西原 太一が控える。
中軸にパンチ力のある打者がいるとはいえ、基本的に守備主体のチームなので、3点~5点の勝負になりそう。
まずはどの選手が突破口を切り開くことができるか、注目をしていきたい。