第3試合 下関国際vs健大高崎

2年生だけで通算230本塁打。高校通算37本塁打の小澤 周平を筆頭にレギュラーは二桁本塁打を狙える選手が多くいる。ただその中で怖いのはバットコントロールがよい櫻井歩夢は長打力も増しており、確実に化けている。健大高崎はとられたときにどれだけ反撃ができるかにこだわって勝負強さも磨いてきた。投手陣は最速141キロ右腕の髙松 将斗は制球力の高さだけではなく、キレの良いスライダーも良い。また、145キロ右腕・今仲 泰一は球威ある直球、スライダー、カーブ、チェンジアップも落差も鋭い。ただ、健大高崎の青柳監督は、左腕投手の金子茉宙の仕上がりが重要だと2月の取材時で語ったように、ベンチ入り。120キロ台だが、回転数が高く、金子の投球も鍵になりそうだ。
投打ともに総合力は非常に高いチームなので、波に乗れば、一気に試合の主導権を握る爆発力を持っている。
ただ下関国際は現在の強打志向となった健大高崎にとってはかなりいやらしいチームであることは間違いない。10試合で28盗塁。攻撃力も本塁打を打てる選手は少ないが、つながった時は止められない怖さがある。そして投手陣ではキレのある速球を投げる左腕・古賀 康誠、投打ともセンス抜群の仲井 慎と2年生主体だが、個々の能力は高い。
2018年夏の甲子園ベスト8入りしたように、駆け引きが実にうまい。
この試合、どちらが大差をつけてリードをしていてもおかしくない。健大高崎が長打攻勢から下関国際の選手たちのペースを乱し、一気に試合の主導権を握るか。それとも下関国際がお家芸の機動力でかき回し、集中打で得点を重ねるか。いずれにしろ、序盤からの攻防から見逃せない。
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