戦国千葉といわれる千葉。各県同様、コロナ禍があった中でも例年通り、戦国千葉が盛り上がった。

 夏、秋ともに保護者、野球部員のみによる無観客試合で実施されたが、どんな1年だったのか。

躍進を見せた木更津総合、専大松戸


 夏の独自大会で優勝した木更津総合は、大エース・篠木 健太郎木更津総合)が圧巻の投球を見せ、並み居る強豪校を抑えた。ロースコアを守り切る野球は完成度が高く、投手陣では篠木以外で、142キロ左腕・吉鶴 翔瑛が目立っていたが、この夏で右サイドの川端 光明、左腕・熊谷 尚也も好投も光った。

また秋でも篠木の背中を見てきた大型右腕・島田 舜也は成長を見せ、優勝に貢献。

 1年生から公式戦を経験してきた秋元 俊太山中 海斗の好野手も成長を見せた。この秋には、1年捕手・中西 祐樹など期待の野手も成長を見せている。 

 準優勝の専大松戸は、3年生全員がベンチ入りし、強打、機動力を絡め、順調に勝ち上がった。当時、2年生ながらベンチ入りした右サイドのエース・深沢 鳳介が成長を見せ、県大会と関東大会で力投を見せ、ベスト4入り。

 初のセンバツ出場へ前進した。打線は1年春からレギュラーとして活躍した左の主砲・吉岡 道泰を中心とした各打者の能力は高く、関東大会で強打の健大高崎打線を肌で味わった専大松戸はこの冬でどんな成長を魅せるのか。

 夏ベスト4の八千代松蔭は中央学院千葉黎明から逆転サヨナラ勝ち。主将・永戸 涼世はバットコントロールが非常に高く、安定した遊撃守備もレベルが高く、また他の3年生もここ一番の強打を魅せる意外性を持った選手が多く、見ていて怖さがあった。新チームになっても強さは引き継がれ、突出した実力を持った選手はいないが、ベスト8進出を決めた。この春以降も注目チームとなりそうだ。

 夏に躍進を魅せる市立船橋はブロック予選から東葉東京学館船橋習志野をコールドで破り、さらに本大会では千葉学芸に大勝。複数投手陣を使い分け、ミート中心の打撃で次々と相手投手を攻略する攻撃は驚異であった。