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第1021回 【秋季東京大会準決勝展望】関東一vs東海大菅生の横綱対決と日大三と二松学舎の好左腕対決は激アツ!2020年11月13日
秋季東京都大会も、準決勝と決勝戦を残すのみとなった。この秋からシード校制度が採用されたこともあり、準決勝は東海大菅生・関東一、二松学舎大附・日大三という、実力も実績も東京の高校球界を代表する文字通りの4強の対決になった。激戦必至の準決勝を展望する。
横綱対決!カギを握る走塁のキーマンは、東海大菅生の福原

市川 祐(関東一)、福原 聖矢(東海大菅生)
東海大菅生は左の本田 峻也、関東一は右の市川 祐と、東京を代表する左右の好投手の対決。打線も東海大菅生は千田 光一郎、堀町 沖永、小池 祐吏といった上位打線に加え、下位打線の小山 凌暉、岩井 大和なども当たっている。関東一は4番の井坪 陽生の打撃が不安定なのが気になるが、1年生の夏に甲子園を経験している初谷 健心を中心に、力はある。
一発長打で決まる可能性も十分にあるが、両投手の力を考えれば、大量点は望めない。
そこで物を言うのが、走塁だ。ノーヒットでも点を取る野球を目指す東海大菅生は、このチームになって、積極的な走塁が目立つ。都大会4試合の盗塁は20。そのうち福原 聖矢は6盗塁を決めている。市川は右投げだけに、塁に出ると積極的に走ることが予想される。その一方で、左腕の本田の牽制がうまいこともあって、捕手の福原は盗塁を許していない。
関東一は、盗塁の数は6個と東海大菅生に比べて少ない。しかし選手個々の身体能力は高く、俊足の選手も多い。関東一の足攻は盗塁だけでなく、相手の一瞬のスキを突き、一つ先の塁を狙う走塁にある。特に1番の鎌倉 滉太や、3回戦以降2番に定着した立花 大地の走塁は見応えがある。
両チームとも守備は安定しているだけに、一つ先の塁を巡る攻防が、勝敗の行方を左右するのではないか。一瞬たりとも目が離せない一戦になる。
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でも、負けるとは決まってない。まずは気持ちを強く持て!どんな場面でも気持ちで負けるな!
勝つ!勝つ!勝つ!
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