第1019回 大阪桐蔭、近江、智辯学園らが強豪集う秋季近畿大会。見どころ、注目選手たちを紹介!2020年10月16日

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【目次】
[1]智辯学園のWエースに来年のドラ1候補など初日から逸材登場!
[2]優勝候補・大阪桐蔭など2日目も強豪が続々登場!

優勝候補・大阪桐蔭など2日目も強豪が続々登場!



德丸 天晴(智辯和歌山)

 2日目の第1試合では和歌山3位の智辯和歌山と大阪2位の東海大仰星が激突する。智辯和歌山は1年春から4番を打つ徳丸 天晴(2年)に注目が集まる。芯で捉えた時の打球は目を見張るものがあり、来年のドラフト候補に挙がるスラッガーだ。彼の打撃結果がチームの勝敗に直結するだろう。エースの中西 聖輝(2年)も来年のドラフト候補になり得る好投手。制球力が高く、変化球も巧みに使うことができ、攻略するのは容易ではない

 東海大仰星はエースの高橋 怜央(2年)が昨秋から好投手として大阪で名を馳せてきた。スライダーのキレ味は絶品で、智辯和歌山打線でも攻略するのは簡単ではないだろう。守りから流れを作り、1番の中村 暖道(2年)や4番の佐藤 裕樹(2年)を軸に得点を積み重ねたい。

 第2試合ではともに初の甲子園出場を狙う和歌山2位の和歌山東と京都3位の京都国際が対戦する。和歌山東は強力打線が持ち味。1年春からレギュラーの佐々木惇斗(2年)は攻守にセンスの良さを感じさせる。

 秋から4番に座る上代真大(2年)の強打にも注目だ。エースの田代生成(2年)はノビのあるストレートとチェンジアップのコンビネーションで凡打の山を築く。攻守にバランスがとれており、ダークホースになりそうな存在だ。

 京都国際は突出した選手こそいないが、手堅い野球を展開する。投手陣は丁寧な投球が光る右腕の平野 順大とポテンシャルの高い左腕の森下 瑠大の1年生コンビが軸となる。彼らをリードする捕手の中村勇斗(2年)は4番打者としてもここぞの場面で頼りになる存在。彼の前後の打者が結果を残せば、大量点も見込むことができる。

 第3試合は兵庫1位の神戸国際大附と滋賀2位の近江による対戦。両校とも過去2年は近畿大会の初戦で敗れており、今年こそはセンバツ出場を勝ち取りたいところだ。神戸国際大附阪上 翔也(2年)が145キロの速球を投げる本格派右腕として、来年のドラフト候補に挙がっている。秋の兵庫大会は全て2失点以内で勝ち進んでおり、近畿大会でも守り勝つ野球を見せていきたい。

 近江は夏の独自大会で活躍を見せた山田 陽翔(1年)がエースとしてチームを引っ張る。140キロを超えるストレートに加え、フォークやスライダーといった変化球も一級品。打撃でも5番を任されており、投打に渡る活躍が期待される。攻撃面では4番の新野 翔大(2年)が夏から勝負強い打撃を見せつけており、彼の前にどれだけチャンスを作れるかがポイントとなりそうだ。



池田 陵真(大阪桐蔭)

 24日の第1試合では優勝候補の大阪1位・大阪桐蔭に70年ぶりの近畿大会出場を果たした進学校の兵庫3位・長田が挑む。大阪桐蔭は投手陣に松浦 慶斗(2年)と関戸 康介(2年)の最速150キロ台コンビを擁する盤石の布陣。1回戦と準々決勝が連戦となるが、不安は全くない。

 打線は旧チームから公式戦経験のある宮下隼介(2年)や池田 陵真(2年)が中軸として牽引する。特に4番を打つ池田のスイングの強さは高校トップクラスで、甘く入ればスタンドに放り込む怖さがある。長田としては何とか彼を封じ込めたいところだ。

 長田は強敵相手に接戦を勝ち抜いてきた。まずは序盤の猛攻を耐え、後半勝負に持ち込むことができれば、勝機が見えてくるだろう。兵庫大会で力投を見せた松田宰(1年)がどこまで粘れるか。

 1回戦最後のカードは奈良1位の天理と京都2位の乙訓天理は身長193㎝右腕の達 孝太(2年)が絶対的エースとして君臨する。角度のある最速145キロのストレートは威力があり、そう簡単には打ち崩せない。打線は内山 陽斗(2年)や杉下 海生(2年)がチャンスを作り、4番の瀬 千皓(2年)が還すのが主な得点パターン。昨年の経験者を軸に連覇を狙いたい。

 乙訓は安定感のあるエース右腕の北見 隆侑(2年)を中心に堅い守りが光るチーム。守備から綻びが出ることは恐らくないだろう。攻撃では犠打やエンドランといった小技を絡めながら、小刻みに得点を重ねていくのが持ち味。相手の隙を突いて、好投手を攻略していきたいところだ。

 センバツ出場枠は他地区より多い6だが、この切符を掴み取るのは簡単ではない。初戦から息詰まる戦いが多く見られそうだ。

(記事=馬場 遼)

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