Column

木更津総合、専大松戸の同ブロックには強豪が点在!千葉開催の関東大会をかけた千葉県大会は初戦から熾烈!

2020.09.19

≪トーナメント表はこちら≫

 9月19日から開幕する秋季千葉県野球大会。今年の秋季関東大会は千葉県開催なため3校が出場できるチャンスがある。そんな今年の千葉県大会は各ブロックで実力校が点在しており、激しい戦いが期待できる。そんな千葉県大会の見所を紹介していきたい。

各地区の見所

木更津総合、専大松戸の同ブロックには強豪が点在!千葉開催の関東大会をかけた千葉県大会は初戦から熾烈! | 高校野球ドットコム
山中海斗(木更津総合)

流通経済大柏は県立の実力校・船橋東と対戦。同ブロックでは機動力野球を武器にミート力が高い選手が揃う東海大浦安が同ブロック。また千葉明徳東京学館浦安の実力校対決も見逃せない。千葉明徳は主将・水野 源章は今大会注目の左の好打者。球際が強い三塁守備とバットコントロールの良さが光る選手だ。千葉明徳と同ブロックには実力校・千葉明徳も登場する。

 今年の千葉で最も実力校と目されるのが中央学院。140キロを超える速球を投げ込む右腕・細谷 怜央飯尾 嶺の2人の好投手を擁する。中央学院と練習試合で対戦した学校からも評価も高く、流山おおたかの森戦でどんな戦いを見せるか注目が集まる。同ブロックでは千葉英和千葉商大付など実力校が点在する。

 夏ベスト4の八千代松陰は流山南と対戦する。八千代松陰はこの夏3年生全員で戦ったため、秋は未経験の選手ばかり。それでも投手を中心に守り勝つ野球は完成度が高く、練習試合でも強豪相手に勝利を収めている。

 このブロックでは敬愛学園市原中央の対決や千葉黎明対銚子商の対決もあり見逃せない。夏優勝の木更津総合は市立松戸と対戦。スタッフから評判が高かった大型右腕・島田舜也の活躍に期待がかかる。また秋元俊太(2年)、山中海斗(2年)の俊足巧打の外野手、遊撃手・大西智也など夏経験者の活躍にも期待したい。


木更津総合、専大松戸の同ブロックには強豪が点在!千葉開催の関東大会をかけた千葉県大会は初戦から熾烈! | 高校野球ドットコム
吉岡道泰(専大松戸)

 成田船橋芝山と対戦。成田帝京との練習試合で完封勝ちした経験を持つ技巧派左腕・牧太陽で守りを固め、1番・伊藤海凪、4番須合健太郎を中心に左の強打者が揃った打線の破壊力は県内トップクラスだ。横芝敬愛vs志学館の対決も注目。横芝敬愛は大型左腕・仲條 温人と強打の捕手・木村 允哉を中心に勝ち上がる。また志学館は昨年から出場しているスラッガー・寺澤拓生がキーマン。また複数投手制を敷く日体大柏の鍵を握るのは、大型捕手・コッシーオ・アダムカツ。投手の持ち味を引き出した好リードで、勝利に導く。

 夏準優勝の専大松戸市立千葉と対戦。右サイドの深沢 鳳介、左の主砲・吉岡道泰を中心とした今年のチームも投打ともに力量が高いチームだ。

 このブロックも西武台千葉vs市立船橋の対決があり、見逃せない戦いが満載。そして全国レベルのスラッガー・有薗直樹擁する千葉学芸はいきなり東海大市原望洋と対決する好カードが実現。大会序盤注目のカードとなりそうだ。

 各校、実力は均一しており、1回戦から激しい戦いが繰り広げられることは間違いない。

(記事=河嶋宗一

関連記事
◆他の大会展望総括・コラムを読む
7月18日から開幕!滋賀県でも独自の大会開催が決まる

膳所、八幡商、彦根東など滋賀をリードしてきた伝統公立校たち

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.27

【福岡】飯塚、鞍手、北筑などがベスト16入り<春季大会の結果>

2024.03.27

【神奈川】慶應義塾、横浜、星槎国際湘南、東海大相模などが勝利<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.27

青森山田がミラクルサヨナラ劇で初8強、広陵・髙尾が力尽きる

2024.03.27

中央学院が2戦連続2ケタ安打でセンバツ初8強、宇治山田商の反撃届かず

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.22

報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】