第1012回 【東東京大会展望】シード校・堀越のブロックが最激戦区に!東東京は今年も熱い!2020年07月06日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]シード校・堀越のブロックが最激戦区に
[2]都立小山台・東京実の多摩川ダービー/錦城学園・大森学園・安田学園のブロックも激戦区

都立小山台・東京実の多摩川ダービー



注目の捕手・山田将義(二松学舎大附)

 隣のブロックでは、シード校・日本ウエルネスがややリード。ただ初戦の正則学園は甲子園経験校だけに油断はできない。さらに2回戦は、ベテラン・有馬信夫監督に鍛えられた都立足立新田との対戦が有力だ。

 また都立青山は、秋季都大会で安田学園に善戦しており、都立高島との1回戦は、都立の強豪対決となった。

 修徳のブロックでは、順当なら3回戦で対戦することになる東亜学園との試合は、注目のカードだ。この両校、3年前の夏の準々決勝で対戦。8回まで修徳が7-1と、コールドゲーム寸前のリードをしながら、9回表に東亜学園が一挙に9点を入れて大逆転をしている。

 今大会でも、東亜学園にはミートの巧い阿部 敬太に、パワーのある尾関翔来と好打者がいる。修徳は、床枝 魁斗唐津 健太らの投手陣がどう抑えるか。

 共栄学園がシードされているブロックは、ノーシードながら優勝候補の二松学舎大附がリードしているものの、有力校が集まった。

 まずシード校の共栄学園は、2回戦で岩倉との対戦が有力だ。岩倉は、秋は都立国立に敗れたものの、伝統校の実力は侮れない。

 共栄学園が勝てば、3回戦は上野学園との対戦が有力になる。ともに2000年代に入り女子校の共学化で加盟し、近年力をつけてきた学校同士で、実績的にはライバル的な関係になる。

 秋は1回戦で敗退しノーシードになったものの、注目の捕手・山田 将義のいる二松学舎大附は、優勝候補であることは間違いない。ただ1回戦の都立文京は、都立の実力校だけに、油断はできない。

 二松学舎大附が順当に勝った場合、3回戦で都立小山台東京実の勝者との対戦が有力になる。

 東京実は多摩川の河川敷に練習場があり、2年連続で夏準優勝の都立小山台も時折多摩川河川敷のグラウンドを使用していたが、ともに昨秋の台風19号の影響で、練習場が冠水した。コロナに加え、そうした困難な状況で練習してきた、巨漢の強打者・上江洲礼記主将が引っ張る小山台と、身体能力が高い選手が多い東京実の対戦は、1回戦の注目カードだ。もし都立小山台が勝って、3回戦で二松学舎大附と対戦すれば、2年前の東東京大会決勝の再戦になる。

 そう考えるとこのブロックは、二松学舎大附がリードしていることは確かだが、かなり強豪校の多い激戦区になっている。

錦城学園・大森学園・安田学園のブロックも激戦区



重政拓夢(関東一)

 シード校の錦城学園にとっては、2回戦での対戦が予想される大森学園はかなりの難敵になる。錦城学園はエースの石川隆二を積極的な走塁で盛り立て、攻守にバランスが取れているが、大森学園も佐々木歩、工藤翔午、松本哲郎と、野手との二刀流の3人の投手を中心に力があり、好ゲームが期待できる。

 この試合の勝者は、都立江戸川なども侮れないが、安田学園との対戦が有力だ。安田学園のエース・角田匠は秋季都大会で日大三打線を苦しめただけに、錦城学園、大森学園、安田学園の力は拮抗している。

 関東一は、昨夏の準々決勝で対戦した立正大立正のほか、足立学園朋優学院などの有力校がいるものの、準々決勝までは、無難に勝ち進むのではないか。
 秋4強の都立城東は、初戦は都立鷺宮都立桜修館の勝者との対戦になる。ともに近年力をつけており、特に鷺宮の責任教師の池上茂は元都立城東の監督だ。
 ただこのブロックには、都立小松川都立広尾駒込などの有力校がいるものの、都立城東が優位である。

 帝京が優勝候補の筆頭である中で、関東一二松学舎大附などの対抗馬が、戦いながらいかに力をつけてくるか、注目される。

(文=大島 裕史)

関連記事
◆他の大会展望総括・コラムを読む
2020年の神奈川の勢力図は?第一勢力~第三勢力を紹介!
2020年夏の注目投手の球速ランキング!独自でピックアップした選手を徹底解説!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1052回 もう一度緻密な「修徳野球」を。8年ぶりの夏の甲子園出場を狙う「0勝監督」の挑戦【前編】【野球部訪問】
東海大菅生vs関東一【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
日大三vs二松学舎大附【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
第1021回 【秋季東京大会準決勝展望】関東一vs東海大菅生の横綱対決と日大三と二松学舎の好左腕対決は激アツ!【大会展望・総括コラム】
関東一vs八王子【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
桐生第一vs樹徳【2020年 練習試合(交流試合)・秋】
二松学舎大附vs早稲田実業【東京都 2020年秋の大会 東京都大会】
第1260回 4年ぶりの本指名となるのか?伊藤優輔(都立小山台出身)恩師の教えを胸にNPBの舞台へ駆け上がる!vol.3 【2020年インタビュー】
第1259回 リベンジに燃えた2年生の秋。三菱パワー・伊藤優輔(都立小山台出身)が全国デビューを果たすまで vol.2 【2020年インタビュー】
第1258回 最速153キロ右腕・伊藤優輔(都立小山台出身)が都立の星と呼ばれるようになるまで vol.1 【2020年インタビュー】
第1047回 東亜学園(東京)が毎年好投手擁する堅守のチームに仕上げられるワケ【後編】【野球部訪問】
第1047回 東亜学園(東京)どのようにして高い打力を身につけていくのか【前編】【野球部訪問】
第1017回 関東一、帝京、早稲田実は激戦必至のブロックに!秋季東京都大会の見所を徹底展望!【大会展望・総括コラム】
第1243回 「こういう選手が欲しかったです」前田監督も絶賛した遊撃手・武藤闘夢(帝京)が見据えるは11年ぶりの優勝 【2020年インタビュー】
第1225回 投手本格専念は高校から。関東一の最速137キロ左腕・今村拓哉の決意「自分の個性を発揮したい」 【2020年インタビュー】
郁文館 【高校別データ】
岩倉 【高校別データ】
関東一 【高校別データ】
都立小山台 【高校別データ】
修徳 【高校別データ】
都立篠崎 【高校別データ】
帝京 【高校別データ】
帝京可児 【高校別データ】
帝京第五 【高校別データ】
帝京三 【高校別データ】
東亜学園 【高校別データ】
東海大高輪台 【高校別データ】
二松学舎大附 【高校別データ】
日大豊山 【高校別データ】
日体大荏原 【高校別データ】
日出(派遣:日大豊山) 【高校別データ】
明大中野 【高校別データ】
明大中野八王子 【高校別データ】
目白研心 【高校別データ】
都立雪谷 【高校別データ】

コメントを投稿する

コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム