第1007回 加藤学園に追いつけ、追い越せ!好投手・高田琢登擁する静岡商ら、躍進の期待がかかる注目校【春季静岡県大会 展望】2020年02月29日

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【目次】
[1]東部、中部の注目校を紹介!
[2]注目サウスポー・高田琢登、そして西部地区はどうなる?

 昨秋の県大会で準優勝して東海大会へ進出した加藤学園が、東海大会でもベスト4に進出。中京大中京の明治神宮大会優勝の恩恵もあって、今センバツでは春夏通じて初の甲子園出場を果たした。そんな加藤学園を追いかける各校。春季県大会を目指す、ブロック予選の組み合わせが決まった。まずは、昨秋の大会実績をもとに今春を展望してみた。

東部、中部の注目校を紹介!



知徳・葉桐響

 東部地区大会では、昨秋は知徳が1位となり、進学校の沼津東が続いた。「個性に富んだ選手たちが多いのだけれども、それぞれに落ち着きがあってそれがチームの特色みたいになっている。主将の井深を中心によくまとまった」と、知徳の初鹿文彦監督は述べていたが、打てなくても何とかしていく巧者ぶりも見せていた。

 しかし、県大会では初戦で浜松商に敗れて上位進出を果たせなかった。そこから、もう一度チームを作り直しての今春のチャレンジとなる。昨秋のような戦いが出来れば東部地区4強までは順調にいきそう。

 1年生と2年生で17人という少人数で戦ってきた沼津東は、それでもエースの森田君が安定していたことで、県大会もベスト8まで進出した。県東部屈指の進学校としての自負もあり、限られた環境での工夫をした取り組みも期待される。

 初戦は富士宮西、勝てば報徳学園から異動してきた永田裕治監督が率いる日大三島と当る可能性もある。このゾーンでは桐陽富士市立の勝者も準々決勝で待っていそうだ。

 シード校としては他に御殿場西が初戦で市立沼津と当る。御殿場西は磯部太一捕手が注目されている。沼津商飛龍も同じゾーンに入った。御殿場西飛龍は、昨秋は県大会でも初戦を突破している。

 中部地区では、静岡静岡商という伝統の両校がシード校として久しぶりに32校の山形の両スミに位置することとなった。

 静岡は4強までは登っていきそうだが、例年のような図抜けた選手が不在なので、隙もありそう。清水東清水西あたりが、そこに付け入って立ちはだかれるか。

 対するゾーンでは静岡学園東海大静岡翔洋の勝者が昨秋の県大会覇者で東海地区大会でもベスト4まで進出した藤枝明誠に挑む形になりそう。

 藤枝明誠はセンバツを逃した悔しさをバネに、さらに意識が充実してきていることが期待されるだけに楽しみだ。昨秋は1対11で敗れた島田が初戦で当たるが、どう挑んでいくか。初戦で当たる静岡市立焼津水産も面白い試合になりそうだ。

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加藤学園 【高校別データ】
静岡学園 【高校別データ】
知徳 【高校別データ】
東海大静岡翔洋 【高校別データ】
沼津東 【高校別データ】
藤枝明誠 【高校別データ】

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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