第1003回 春の香川頂点と広陵挑戦、そして夏のシード権獲得へ!春季香川県大会を徹底解説!【後編】2020年02月15日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]<シード3位・四国学院大香川西~シード・高松北ブロック>/<シード・高松商からシード2位・英明ブロック>
[2]広陵への挑戦権、新星の出現に注目!

 2020年2月14日(金)14時30分から香川県丸亀市の「レクザムボールパーク丸亀」会議室において「2020年度(令和2年度)第73回春季四国地区高等学校香川県大会組み合わせ抽選会・開会式」が行われた。

 組み合わせ抽選会では、まず昨秋の秋季香川県大会ベスト8のうち、番号「1」に入った大手前高松(シード1位)、「35」に入った英明(シード2位)、「18」に入った四学大香川西(シード3位)を除く4校(藤井高松南高松北高松商)がシードのくじを引き、残る28チーム30校(連合チームは石田・笠田、善通寺第一・飯山の2チーム)がフリー抽選を行い、組み合わせが決定。

 日程は選手の疲労軽減、3連投回避も考慮し3月20日(金)~23日(月)の4日間でレクザムスタジアムレクザムボールパーク丸亀で2回戦までを消化した後は、3回戦が3月28日(土)・29日(日)、準々決勝が2球場で4月4日(土)。準決勝がレクザムスタジアムで4月5日(日)。決勝戦は4月11日(土)となっている。

 では以下、簡単に各ブロックを展望していく。前編に続いて後編では、四学大香川西から高松北のブロック、そして高松商から英明の2つのブロックを見ていく。

前編はこちらから!
最速147キロ右腕・内田 悠太擁する大手前高松、小倉全由の教えを注がれた丸亀城西らに注目!春季香川県大会を徹底解説!【前編】

<シード3位・四国学院大香川西~シード・高松北ブロック>



シード校の抽選くじをひく高松北主将・竹本洋佑

 高松西vs高松中央丸亀vs小豆島中央といった実力伯仲の初戦が多く、ベスト4の行方を見極めるのは困難。昨春県大会ベスト4で旋風を起こした髙瀬もこのブロックに控える。

 ただその中でも秋の県大会3位決定戦の苦みを経て「どれだけ少ない点数で抑えてアウトを1つずつ積み重ねていく」(鈴木 颯太・2年主将・捕手・右投右打・174センチ73キロ・北区立赤羽岩淵中<東京>卒)を誓う四学大香川西と、スタメンの半分以上を香川県立高松北中出身者が占める継続性が強みの高松北の力が、わずかに抜けている。


<シード・高松商からシード2位・英明ブロック>



前田 大

 最激戦区。9チーム10校中6校が甲子園出場経験を持ち、その他にも観音寺総合との「観音寺ダービー」を迎える観音寺一には四国高校生現役最多の42本塁打を放っている田中 大貴(2年・遊撃手・右投右打・175センチ70キロ・三豊市立三野津中出身)が、夏秋県大会初戦敗退を糧に「最弱からの日本一」を掲げる三本松にも高校通算38本塁打の多田 聖一郎(2年・左翼手・右投左打・170センチ80キロ・右投左打・東かがわリトルシニア出身)が状態を上げている。

 また、坂出商の主将・松野 一也(2年・右投右打・165センチ68キロ・丸亀市立南中出身)も周囲から高評価を得る強肩捕手。「タレントの競演」という観点から見てもこのブロックからは目が離せない。

 一方、両シード校を見ると、この冬はグラウンド改修で屋外での打撃練習ができなかった高松商は最新トレーニング器具を導入し新たなアプローチから体力強化に着手。「これから成果が出てくると思う」と長尾 健司監督は2年連続甲子園出場を目指す夏までのスパンも考えた戦いを見据える。

 一方の英明。「勝負どころで打てなかったことと、統一感を出すことに力を入れてきた」と話すのは主将の前田 大(2年遊撃手・173センチ60キロ・右投右打・丸亀市立西中出身)である。こと打撃の破壊力は県内でも屈指。他校含め日程を見据えてのスカウティング力も4強進出以上の絶対条件となるだろう。

【次のページ】 広陵への挑戦権、新星の出現に注目!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1003回 春の香川は最速147キロ右腕・内田 悠太擁する大手前高松、小倉全由の教えを注がれた丸亀城西らに注目!【前編】【大会展望・総括コラム】
第7回 新田(愛媛) 毎年、夏に訪れる「新たな挑戦」に終止符を【冬が僕らを強くする2020】
第4回 山陰をリードしてきた伝統校である鳥取西と米子東が高校野球史を語る上で欠かせない理由【公立校特集】
第3回 尽誠学園(香川・18年ぶり7回目の出場)2016年夏以来の聖地で 「18年ぶり聖地1勝」のその先へ【センバツ2020】
第1002回 来田、細川、小深田のスラッガートリオなどタレント揃い!甲子園で要注目な西日本逸材野手29名リスト【大会展望・総括コラム】
兵庫県選抜vs関西国際大【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
大手前高松vs星稜【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
明徳義塾vs尽誠学園【2019年秋の大会 第72回秋季四国地区高等学校野球大会】
尽誠学園vs岡豊【2019年秋の大会 第72回秋季四国地区高等学校野球大会】
尽誠学園vs大手前高松【香川県 2019年秋の大会 香川県秋季大会】
第983回 豪快かつ緻密な「二刀流」!村田 龍哉投手兼三塁手・徳島商(徳島) 【2019年インタビュー】
第853回 「強い人間性」で150キロ・高卒プロをつかみ取る 加茂 優太(藤井学園寒川2年・投手) 【2018年インタビュー】
第833回 今年の高松商のエースは研究心旺盛。目指すは全国屈指の左腕へ 香川 卓摩(高松商) 【2018年インタビュー】
第386回 埼玉西武ライオンズ 木村 昇吾選手「レギュラー入りするために。もう一度、自分を見つめ直そう」 【2016年インタビュー】
第279回 英明高等学校 田中 寛大投手【後編】 テーマは「力みのなさ」と「調子が悪いなかでも勝つ」こと 【2015年インタビュー】
英明 【高校別データ】
観音寺一 【高校別データ】
観音寺総合 【高校別データ】
坂出商 【高校別データ】
三本松 【高校別データ】
四学大香川西 【高校別データ】
小豆島中央 【高校別データ】
尽誠学園 【高校別データ】
高松北 【高校別データ】
高松商 【高校別データ】
高松中央 【高校別データ】
高松西 【高校別データ】
丸亀 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム