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第1002回 来田、細川、小深田のスラッガートリオなどタレント揃い!甲子園で要注目な西日本逸材野手29名リスト2020年01月26日
【目次】
[1]近畿地区に逸材投手が集結!
[2]打者の宝庫・智辯学園、智辯和歌山も今年はタレント揃い/中四国・九州の逸材は?
1月24日、選抜出場校が発表された。選抜に出場する32校にはどんな注目選手がいるのか、東日本投手、野手、西日本投手、野手と全4回に分けて紹介したい。第4回の西日本野手編だ。
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中森、小林、岩崎の近畿好投手トリオに加え、甲子園を沸かせそうな西日本好投手リスト23名!
近畿地区に逸材投手が集結!

来田涼斗(明石商)
西日本はやはり近畿地区に逸材が集まる。その筆頭が来田 涼斗(明石商)だろう。昨年は春夏合わせて甲子園で3本塁打。しかも先頭打者本塁打2本、サヨナラ本塁打1本なのだから勝負強さが違う。課題であるタイミングの取り方を修正し、課題である守備・走塁にも磨きをかけていきたい。
打撃技術の高さという点では細川 凌平(智辯和歌山)も素晴らしい選手だ。独特の構えからバットの操作性、下半身の柔軟性、タイミングをとる感性が素晴らしく、難しいコースでもヒットにしてしまう。これは来田にはない強みだ。さらに堅守、俊足。現在、ショートの練習をしているが、これで大きく上達することになれば、評価をさらに高めるだろう。
そして履正社のスラッガー・小深田 大地。強く振れて、遠くへ飛ばすメカニズムは来田 涼斗に負けないものがある。強肩が光る三塁守備も魅力だ。この3人は逸材野手の近畿の中でも最注目だろう。
また履正社は逸材揃いで、主将の関本 勇輔は元阪神の関本賢太郎氏を父に持つ強肩強打の捕手。両井 大貴は中学時代にU-15代表だった強打者。昨秋の近畿大会では打率.667をマーク。夏の甲子園優勝メンバー・池田 凛はいやらしさがあり、バットコントロールも素晴らしいものがあり、守備も軽快で、今大会を代表する二塁手だ。

西野力矢(大阪桐蔭)
近畿大会優勝の天理は近畿大会で2本塁打を放った運動能力抜群のサード・下林 源太、独特の縦振りスイングから長打を量産するスラッガー・山地 裕輔、明治神宮大会で3打席連続本塁打を放ち、観客を驚かせた河西 陽路、俊敏な守備で盛り立てるショートストップ・杉下 海生、近畿大会決勝戦から3試合連続弾を放った瀬 千皓も楽しみな1年生スラッガーだ。
準優勝の大阪桐蔭は投手だけではなく、野手もタレント揃いだ。二刀流で仲三河 優太。丸 佳浩のような構えから広角に打球を飛ばす。また高校1年以来の投手に復帰へ向けて準備を進めている。二刀流として躍動なるか。
またスラッガー・西野 力矢は明石商の中森 俊介から3ランを放ち、近畿の高校野球ファンを驚かせたパワーと打撃技術を選抜でも発揮したい。また西野と同じくクリーンナップを放ってきた船曳 烈士は近畿大会で打率5割以上を放ち、高校通算22本塁打のスラッガーとして、アピールできるか。
また近畿大会でも本塁打を放った伊東 光亮は、歴代の大阪桐蔭のショートと比較しても抜群の動きを見せる。さらにパンチ力もあり、選抜でもアピールに期待がかかる。また伊東と二遊間を組む加藤 巧也も野球を知っている選手で、打撃の幅も広い。ドラフト候補が数多い大阪桐蔭だが、加藤は勝利のキーマンとして見逃せない。
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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