西川、内山、井上のスラッガートリオなど東日本野手は逸材が勢揃い!注目選手 38名リスト
1月24日、選抜出場校が発表された。選抜に出場する32校にはどんな注目選手がいるのか、東日本投手、野手、西日本投手、野手と全4回に分けて紹介したい。東日本の投手に続いて今回は同じく東日本の野手編だ。
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全国レベルの野手がそろった東海大相模
戸丸秦吾(健大高崎)
初出場の白樺学園の持ち味は全道大会で打率.403を記録した強力打線。その打線をけん引するのが、1番・川波 瑛平、3番・宮浦 柚基だ。
川波は全道大会で打率.571をマークし、なめらかなスイング軌道から広角に長打を量産する左の強打者。宮浦は明治神宮大会でも本塁打を放った強打のセカンド。守備力が求められるセカンドのポジションで、宮浦のような選手がいるのは心強い。選抜でもブレイクが期待できそうだ。
東北王者・仙台育英はチーム打率.406をマークした強力打線が持ち味。注目は神宮大会でも特大本塁打を放った入江大樹は期待の大型遊撃手。高校生離れした強打が光るパワーに加え、地肩の強さが光る遊撃守備などが魅力的。選抜の活躍次第では一気に上位候補に挙がる可能性を持っているだろう。また、逆方向にも鋭い打球を放つ宮本拓実も楽しみな大型外野手だ。
鶴岡東は昨年の甲子園でも活躍した好打のセカンド・山路 将太郎がキーマン。欠点が少ない打撃技術の高さ、運動能力の高さが光る守備力は必見だ。
関東大会優勝を果たし、そして明治神宮大会準優勝の健大高崎は、強肩捕手・戸丸 秦吾は最速1.7秒台の強肩とパンチ力ある打撃が魅力。課題の変化球への対応力を高め、選抜でブレイクしていきたい。また1年生ながらチームトップレベルのスイングスピードを誇る小澤 周平も強打の二塁手として注目が集まる。
西川僚祐(東海大相模)
関東大会準優勝の山梨学院は勝負強さが増した大型遊撃手・小吹 悠人、巧みなリードで強力打線を封じるリードが持ち味な捕手・栗田勇雅、抜群の身体能力を秘めた強肩外野手・才津 紘大も打撃強化をすればクローズアップされる逸材だ。
全国トップレベルの強力打線・東海大相模は逸材打者揃い。高校通算53本塁打のスラッガー・西川 僚祐、高校通算44本塁打のスラッガー・山村 崇嘉は投手としても期待が高い。山村が投手として化ければ、ドラフト候補に名乗り上げそうだ。
昨年、U-18代表だった鵜沼 魁斗も走攻守でバランスが取れた巧打の外野手。また、神里陸は、横浜DeNAの神里和毅の弟で、兄譲りの打撃技術の高さが魅力。さらに確実性の高いスローイングも素晴らしい。そして二塁手ながら、高校通算32本塁打の強打者の加藤響は打撃の形もよく、選抜次第で大きく評価を高めそうだ。
東海大相模と同じく関東ベスト4の桐生第一は関東大会で満塁本塁打を放ったクラッチヒッター・19394、大型三塁手・廣瀬智也の2人の進化に注目だ。
花咲徳栄・井上、星稜・内山は評価を高めることができるか?
井上朋也(花咲徳栄)
そして関東・東京6枠目に出場した花咲徳栄は高校通算47本塁打の井上朋也が3度目の出場となる。右中間にも本塁打が打てる打撃技術の高さは素晴らしい。
埼玉県大会で見せる強打を全国の舞台で発揮すれば、おのずと評価は上がる選手。打撃だけではなく、強肩で身体能力は決して低くない。井上にとって勝負をかけた大会となる。他ではバットコントロールの良さが光る中井 大我、攻守のバランスが良いショートストップ・田村 大哉など巧打者が揃う。
2年連続出場の国士舘は、大型二塁手・鎌田州真、独特の構えから長打を量産する左のスラッガー・黒澤 孟朗、ミート力が高い清水 武蔵、強肩巧打の捕手・吉田 健吾などタレント揃いの布陣だ。
明治神宮大会優勝の中京大中京は強肩捕手・印出太一、大型遊撃手・中山礼都、強打の核弾頭・西村友哉、明治神宮大会大当たりの巧打の二塁手・中嶌 優など逸材野手揃い。特に印出、中山の2人はプロ注目野手としてどれだけ評価を高められるか注目だ。
内山壮真(星稜)
県立岐阜商は投打で高い潜在能力を秘める三塁手・佐々木 泰、1年生ながら正捕手を務める大型捕手・高木 翔斗も選抜の活躍次第では大きくクローズアップされる逸材だ。
そして北信越地区では、星稜の内山壮真はどのコースでも打ち分ける打撃技術の高さ、1.8秒台の強肩と高校生トップレベルの捕手。さらに投手への配慮もしっかりした好捕手。172センチと上背はあるわけではないが、全国トップレベルの技量を持った捕手として、ぜひドラフト指名候補に名乗り上がる活躍を見せることを期待したい。
他では2年夏の甲子園で大爆発を見せたスラッガー・今井 秀輔、独特のアッパースイングで強烈な打球を飛ばす中田 達也は小学校時代にゴルフ経験がある選手で打撃のメカニズムは非常に優れたものがある。
走攻守三拍子そろった知田 爽汰、トップバッターながら北信越大会で2本塁打を放った花牟禮 優など前チームよりも野手のポテンシャルは高く、大爆発となれば躍進が期待できそうだ。
日本航空石川は投打の柱・嘉手苅 浩太に注目。190センチ110キロと出場選手トップの最重量プレイヤーで、投げては147キロ、打っては長打量産。北信越大会では野手のみの出場だった。果たして選抜ではどんな活躍を見せたい。
北信越大会で2本塁打を放っている石井 幸希も期待の1年生。伸び盛りの核弾頭は選抜でも大爆発なるか。
【注目選手リスト】
川波 瑛平(白樺学園)
宮浦 柚基(白樺学園)
入江 大樹(仙台育英)
宮本拓実(仙台育英)
山路 将太郎(鶴岡東)
戸丸 秦吾(健大高崎)
小澤 周平(健大高崎)
西川 僚祐(東海大相模)
山村 崇嘉(東海大相模)
鵜沼 魁斗(東海大相模)
加藤響(東海大相模)
神里 陸(東海大相模)
19394(桐生第一)
廣瀬智也(桐生第一)
井上朋也(花咲徳栄)
中井大我(花咲徳栄)
田村 大哉(花咲徳栄)
小吹 悠人(山梨学院)
栗田 勇雅(山梨学院)
渡邉 嵩馬(山梨学院)
才津 紘大(山梨学院)
黒澤 孟朗(国士舘)
鎌田州真(国士舘)
清水 武蔵(国士舘)
吉田 健吾(国士舘)
印出太一(中京大中京)
中山礼都(中京大中京)
西村友哉(中京大中京)
中嶌優(中京大中京)
高木 翔斗(県立岐阜商)
佐々木 泰(県立岐阜商)
内山 壮真(星稜)
今井 秀輔(星稜)
知田 爽汰(星稜)
花牟禮 優(星稜)
中田 達也(星稜)
嘉手苅 浩太(日本航空石川)
石井 幸希(日本航空石川)
(文=河嶋 宗一)
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