目次

[1]県王者東海大相模の戦力を紹介
[2]選手層の厚い横浜

 レベルの高さは全国でもトップクラスの神奈川県。2020年も全国上位が期待できるチームが多く、楽しみな1年となりそうだ。まずは秋季大会ベスト8までの学校について紹介していきたい。

県王者・東海大相模の戦力を紹介


 

 2020年の神奈川でまず注目なのは東海大相模だろう。高校通算53本塁打の西川 僚祐、主将でスラッガーの山村 崇嘉、U-18代表の鵜沼 魁斗、高校通算32本塁打の強打の二塁手・加藤 響など野手のタレント力は神奈川どころか全国でもトップクラス。

 ただ一方で、投手力が課題。エース・諸隈 惟大は制球力を乱しており、クロスに強いストレートを投げられず、苦しい投球が続いた。また130キロ後半の速球を投げ込む本格派左腕・石田 隼都、巨人・金城龍彦コーチの次男の金城 龍輝などの右投手が出てきているが、とびぬけた能力を持った投手はいない。昨年に引き続き、圧倒的な長打力で投手をカバーするスタンスとなりそうだ。

 諸隈の復活と、昨秋から登板する機会がも多くなった本格派・山村がどこまで目処がつくか。もし山村が超高校級の投手へ変貌することになれば、全国制覇の道も近づくだろう。



桐光学園の投打の柱・安達壮汰

 秋準優勝の桐光学園はエースで主軸を打つ安達 壮汰が軸となる。昨秋の準々決勝で横浜相手に3安打完封勝利。135キロ前後の速球、スライダー、チェンジアップを巧みに投げ分け打ち取る投球が持ち味の実戦派左腕。さらに横浜戦でも適時打を放つなど投打で高い能力を秘めている。

 またほかにはバットコントロールが高く、強打の三塁手・馬込 悠桐光学園)、勝負強い打撃を見せる仲亀 利哉(桐光学園)森田 翔(桐光学園)など野手の顔ぶれは非常にレベルが高い。総合力を見れば、甲子園にいってもおかしくないチームだ。

 ただ、課題は安達頼みの投手陣。昨秋は安達に頼りすぎたこともあり、関東大会での投球は蓄積疲労も感じる内容だった。甲子園出場のカギは安達に頼らない投手陣のレベルアップだろう。

 昨秋、55年ぶりのベスト4入りを果たした三浦学苑は、長身から角度のある速球を投げ込むエース・長谷川翔、1年生ながら投打の柱を務める上村 海斗を中心の好チーム。

 打線のレベルも高いが、準決勝で桐光学園に敗れ、トップ私学との実力差を痛感。春に向けて実力差を埋める練習ができるか。

 同じくベスト4入りした相洋も好投手・本田眞也、打線は好打者・鈴木心晴を中心にレベルが高く、年々、実力をつけてきた。それだけにこの1年は勝負の1年となりそうだ。