第988回 【秋季滋賀県大会】県全体のレベルアップの必要性を感じながらも、見どころの多かった秋2019年12月07日

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【目次】
[1]秋の主役となった立命館宇治と伊香
[2]県全体でレベルアップを図る必要性

秋季滋賀県大会
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秋の主役となった立命館宇治と伊香



伊香のエース・隼瀬一樹

 近江の5季連続優勝で幕を閉じた秋の滋賀大会だったが、全体的にはやや意外な結果となった。

 その根拠として、滋賀学園光泉近江兄弟社といった私立の有力校が初戦で姿を消している。滋賀学園近江兄弟社は接戦を落とし、光泉は立ち上がりを攻められて、そのままズルズルといってしまった。3チームとも力がないわけではないが、新チームが発足して間もない状態で戦う秋の初戦の難しさを感じさせられた。

 こうした中で躍進を見せたのが立命館守山伊香だ。立命館守山は初戦で光泉を6対2で下すと、3回戦では野洲との打撃戦を12対11で制す。そのまま決勝まで勝ち進み、創部4年目にして初の近畿大会出場を決めた。

 大会前半は打撃力が目立ったが、信次陽和(1年)から4番・捕手の景山 透唯(2年)への継投が大会を通して上手く機能し、快進撃の原動力となった。しかし、決勝の近江戦と近畿大会の大阪桐蔭戦では力の差を見せつけられた。この経験を活かして、春以降に繋げてほしい。

 伊香はエースの隼瀬 一樹(2年)が大会を通じて圧巻の投球を見せた。初戦の滋賀学園戦で1対0の完封勝利を収めると、準決勝の近江戦でも島瀧悠真(1年)とのハイレベルな投げ合いを披露。

 打線の援護がなく、延長11回で0対1のサヨナラ負けを喫したが、彼の評価をさらに上げる試合にもなった。ノビのあるストレートは一見の価値あり。来年の滋賀県を代表する投手になることは間違いない。

 その一方で準決勝と3位決定戦で無得点に終わり、打撃力に課題を残した。核となる打者が一冬越えて出てくれば、夏には頂点が見えてくるだろう。

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