第970回 【秋季東京都本大会 展望】日大三、東海大菅生などが揃うブロックも!秋の都大会は超激戦が予想!2019年10月10日

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【目次】
[1]神宮第二球場のラストゲームは事実上の決勝戦か?
[2]超激戦区の勝者と対戦するのは創価か?それとも

 台風19号の影響が懸念されるが、12日からセンバツ出場を目指し、秋季都大会が開幕する。早稲田実業の出場辞退、東海大高輪台日大豊山の好カードで、この夏4強の日大豊山が敗れるなど、強豪同士の潰し合いも一部あったものの、実績のある学校が、比較的順当に勝ち進んできた。

 しかし秋季都大会はシード校制度がないため、優勝候補が序盤でぶつかることはよくあるが、今大会ではこれまでにない超激戦区があり、優勝争いは混沌としてきた。

神宮第二球場のラストゲームは事実上の決勝戦か?



エース・児玉悠紀

 新チームが結成されて間もない時期に行われる秋季大会は、なかなか展望しづらいものの、関東一帝京東海大菅生日大三創価二松学舎大附あたりが今大会の優勝候補であろう。 けれども、トーナメント表を4分割すれば、日大三東海大菅生関東一帝京が同じブロックに入った。しかもこのブロックには、八王子安田学園東海大高輪台日大鶴ヶ丘など、力のある学校も含まれており、4強への道のりは、過酷を極める。

 まず、日大三八王子が初戦でぶつかる。日大三は、打線の迫力には欠けるものの、エース・児玉 悠紀は制球が良く、投球が安定している。対する八王子は、夏からメンバーはかなり入れ替わったものの、1次予選の2試合は5回コールドで勝っており、日大三・児玉との対戦が注目される。
日大三が勝った場合、2回戦の相手は安田学園か?そしてこの試合に勝利すると、大きなヤマを迎える。

 昨秋の準優勝の東海大菅生は、左の新倉 寛之広瀬 楽人本田 峻也に右の速球派・藤井 翔など投手陣が充実。打撃の中心・杉崎 成に好守の玉置 真虎をはじめとして、戦力が整っており、優勝候補の筆頭格だ。2回戦での対戦が予想される東海大高輪台との東海大対決も注目だが、3回戦での対戦が予想される日大三との強豪対決は、優勝の行方を大きく左右することになる。しかもこの試合に勝ったチームには、なおも難敵が待ち受ける。

東海大菅生とともに戦力が充実しているのが、関東一帝京だ。
 国民体育大会でも優勝した関東一は、左の今村拓哉、右の市川 祐の2本柱が安定している。中堅手の重政 拓夢、三塁手の初谷 健心は、甲子園を経験してさらに成長している。
 関東一の初戦の相手は、夏の西東京大会で8強の日大鶴ヶ丘だ。この両校は春季大会で対戦し、関東一が勝っているが、強豪同士の好ゲームが予想される。

 帝京は夏のメンバーがほとんど残った。エース格の田代 涼太は1次予選の代表決定戦の聖パウロ学園戦で、参考記録ながらノーヒットノーランを達成している。この夏打てなかった反省から、打力を徹底的に強化。長打を打てる1番打者の武者 倫太郎を先頭に、上位下位、どこからでも得点ができる。経験豊富な二塁手・小松 涼馬は攻守でチームを引っ張る。
 帝京は1回戦で夏のシード校・法政、勝てば都立の強豪・都立文京と、春季大会で苦戦した早大学院の勝者と対戦することになる。

 このブロック、順当なら3回戦で日大三東海大菅生関東一帝京のカードになり、その勝者が準々決勝で対戦することになる。半世紀以上に渡り東京の高校野球の中心であった神宮第二球場は、来年のオリンピックに伴う再開発で取り壊されることになっており、実はこの準々決勝の試合が、ラストゲームとなる。
 他にも強豪はいるので、やや言い過ぎではあるが、神宮第二球場のラストゲームは、事実上の決勝戦にも匹敵するカードになる。

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