大会4日目は選抜準優勝の習志野が登場!すべて実力校対決の4日目4試合の見所!
大会4日目。ここから選抜準優勝の習志野など実力校が登場する。そんな大会4日目の見所を紹介したい。
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第101回全国高等学校野球選手権大会
西舘 勇陽(花巻東)
花巻東は機動力、守備力、打撃力ともに高く、本塁打を打つ選手は少ないが、終盤の集中打が怖いチーム。俊足でパンチ力のある打撃を見せる向久保 怜央、横浜隼人の水谷監督の息子・水谷 公省とパンチ力のある打者が揃う。投手陣では、左腕・中森 至、149キロ右腕・西舘 勇陽のリレーで逃げ切る。佐々木監督は「岩手で勝つことが大変でした。全国で勝てるチームだと思います」とチーム力の高さを評価する。
鳴門は4番・浦和博が軸。徳島大会18打数11安打6打点1本塁打・打率.611の好成績を残し、さらに三振0の巧打者。何より構えが良く、今年の鳴門は無駄な動きをしている選手がいないので、左投手にも対応できる形となっており、好投手相手にも対応できる実力は持っている。左腕・西野 知輝は徳島大会5試合を投げ切ったが、130キロ前半の速球、スライダーを丁寧に投げ分ける投球スタイルが持ち味。ローリスクのピッチングができており、花巻東打線でも対応は難しそうだ。
両チームの総合力、経験値の高さを考えると、中盤まで接戦で動きそう。終盤戦で一気に動く可能性がある。その流れをつかんだチームが勝者となりそうだ。
シード校を立て続けに破ってきた飯山。そのカギを握るには、2年生右腕の常田唯斗。伸びのある140キロ前後の速球で封じ込んできた。打者も突出した能力を持つ打者はいないものの、つなぎ、粘りの野球でしぶとく点を取る野球でくらいついていきたい。
仙台育英は伊藤樹、笹倉世凪の1年生投手コンビが注目されるが、打力の高さがこのチームの自慢。4番の小濃塁、2年生スラッガー・入江大樹を中心にスタメン全員の打力は非常に高いものがあり、つながったら止まらない怖さがある。選手の質、総合力の高さという点では仙台育英が上回っている。
まず飯山としては序盤戦は仙台育英打線を抑え、戦術を駆使して、点数を重ね、リードに持っていきたい。まずは仙台育英を焦らせる戦いができるか。
飯塚 脩人(習志野)
第3試合 習志野(千葉)vs沖縄尚学(沖縄)
ノーシード8校がベスト16に残った戦国千葉を勝ち抜き二季連続の出場を決めた、選抜準優勝の習志野。竹縄俊希主将は「粘り強さというのをこの春から求めていて、だいぶ強くなったと思いますし、本当に苦しい戦いが多かったのですが、それを勝ち抜くことで自信になりました」と胸を張る。接戦の強さは全国トップクラスで、戦術の引き出しの多さも多く、嫌らしいチーム。投げては150キロ右腕・飯塚 脩人だけではなく、左腕・山内翔太の投球も鍵を握る。低めに変化球をコントロールできる投手で、さらに130キロ前後のストレートの切れもよく、センバツよりも成長を見せている。
対する沖縄尚学は興南の左腕・宮城大弥を攻略した強力打線。高校通算32本塁打の水谷瑠佳、13四死球を選んだ神里航平の出塁と打撃がカギになりそう。投げては左腕・仲村渠 春悟、右腕・永山蒼、右腕・比嘉大智の3人がスタンバイ。沖縄大会では3人とも10イニングを投げており、状況に応じて継投策もありえそうだ。
試合巧者の習志野が序盤から試合の主導権を握ると、小刻みに点を入れて最後は突き放す試合展開になりそうだが、沖縄尚学は宮城を打ち崩して自信をつけている。両校、思惑通りに試合を運ぶには序盤戦の試合運びがカギとなるだろう。どちらに転がってもおかしくない実力校対決だ。
実力校対決でどちらが転がってもおかしくない好カード。高松商は左腕・香川 卓摩は切れのあるストレート、多彩な変化球を武器にする技巧派左腕。打線もエンドラン、盗塁を絡めた多彩な攻撃が持ち味で、早めに仕掛ける野球を見せていきたい。
対する鶴岡東は山形大会で5本塁打を放った強打が持ち味。3本塁打の丸山蓮、打率5割の山下陽生も一発を打つ長打力があり、強打の捕手・大井光生も一発を打てる長打力を秘める。また1失策しかしていない守備も見逃せない。春から守備面の成長がみられ、投手陣も力のある丸山など6人の投手が控える。突出した能力を持っていない分、軒並み130キロを超える投手が揃い、躊躇なく継投策に行けるのが強み。
高松商は香川が踏ん張りつつ、小刻みに点を加える試合展開にしていきたいところ。鶴岡東は大事に守りつつ、自慢の長打で一気に点を加える展開にしたい。勝負は3点~6点勝負の展開になるのではないだろうか。
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