第951回 大会2日目は奥川、鈴木、井上、前らドラフト候補が続々登場!大会2日目4試合の見所を紹介!2019年08月06日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

履正社の注目スラッガー・井上広大

 大会2日目は4試合が行われる。この日は履正社霞ヶ浦津田学園星稜とドラフト候補が擁する学校が続々と登場する。そんな4試合の見どころを紹介したい。

組み合わせ日程はこちら
第101回全国高等学校野球選手権大会

第1試合 履正社(大阪)VS霞ヶ浦(茨城)

 注目の対決となった。すべては両チームのエースの出来が試合展開を握っているといっても過言ではない。履正社は最速145キロ左腕・清水 大成、140キロ中盤の速球を投げる岩崎 峻典の2人がゲームメイク。霞ヶ浦は148キロ右腕・鈴木 寛人の投球がカギを握っている。ポイントとなるのは試合開始時間。朝8時のスタートで、霞ヶ浦の高橋監督はこの早い時間帯にいかにベストコンディションに持っていけるかを課題にしていた。逆にいえば、ベストコンディションに持っていくことができれば、鈴木の角度のある140キロ後半の速球は簡単に打ち崩せないと考えているのだろう。

 履正社は10本塁打を放っているが、鈴木レベルの速球派投手の対戦はない。センバツから夏まで速球投手の対策を行ってきた履正社の成果が試される試合。4本塁打を放った井上 広大、2年生スラッガー・小深田 大地、2本塁打を放った野口 海音などスラッガーが多い。井上は「相手のマークを超える打撃を見せたい」と意気込む。

 霞ヶ浦石岡一藤代といった強豪ブロックを勝ち抜いての優勝。打撃力、機動力ともに侮れない。

 試合展開として、投手戦が予想される。ただ投手のコンディション、序盤戦の攻防では思わぬ大差になるかもしれない。均衡した試合展開を期待したい。

第2試合 静岡(静岡)VS津田学園(三重)

 静岡は技巧派右腕・松下静、左腕・松本 蓮など小刻みな継投策で逃げ切るチーム。打線では小岩和音、けがから復活した左の巧打者・齋藤 來音を中心に攻略をしていきたい。

 対する津田学園は今大会注目の好投手・前 佑囲斗のピッチングがカギ。失点は計算できる投手なので、いかにして、打線が援護できるか。2本塁打の前川 夏輝、巧打で本塁打を打てるパワーを持った藤井 久大をを中心に攻略していきたい。センバツでは打撃が奮わなかったが、三重大会、過去の東海大会でも強打を発揮して勝利しているチームである。早い段階で普段着の野球を見せることを期待したい。

 選手のポテンシャル、経験値では津田学園が有利だが、静岡はノーシードから勝ち上がった粘り強さがあるだけに侮れないチームだ。



注目右腕・奥川恭伸(星稜)

第3試合 星稜(石川) VS 旭川大高(北北海道)

 旭川大高はチーム一のスラッガー・持丸 泰輝の前にどれだけ走者が溜められるかがカギ。ポイントが広く、奥川といえども、甘く入れば長打にできる技術は持っている。投げては能登 嵩都が粘り強い投球で星稜打線を抑えることはできるか。星稜は11本塁打を記録した強打が持ち味。石川大会で好調だった内山 壮真や強打のトップバッター・東海林 航介を中心に打ち崩していきたい。

 エース・奥川 恭伸は大会前の投球練習で「まだ投球のバランスが良くない」と語るように順調に仕上がっていないのが不安材料か。旭川大高は早めに叩いて、奥川のペースにさせない攻撃を見せていきたいところ。星稜サイドは山瀬 慎之助主将は「投手に負担をかけない試合展開にしたいので、まずは最低5点以上を目指します」と早めの援護をかけて、奥川の復活を待つ試合展開にしたいところだ。

 まずは序盤戦の攻防に注目だ。

第4試合 秋田中央(秋田) VS 立命館宇治(京都)

 秋田中央は全国レベルの実力校・明桜を破っているだけに好投手を攻略する実力はある。秋田中央の勢いを生んでいる1年捕手・野呂田 漸が攻守の中心。投げては右スリークォーターの松平 涼平は130キロ台ながら、外角への制球力の高さが光る。松平―野呂田のバッテリーでゲームメイクして接戦に持ち込んでいきたい。

 一方、立命館宇治も、福知山成美龍谷大平安京都国際と優勝候補を次々と撃破。4番・浅野 彰久を中心に集中打を発揮。さらに3失策しかしていない堅い守備も持ち味。吉村主将は「京都大会では目の前の戦いを必死にやるだけでした。それは甲子園でも変わらないと思います」と普段着の野球をすることを心掛けている。

 チームカラーは似ているだけに試合終盤までシーソーゲームの接戦が期待できそうだ。

組み合わせ日程はこちら
第101回全国高等学校野球選手権大会

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1050回 「奥川の持ち味を引き出すことに関しては誰にも負けない」 奥川快投の裏には必ず山瀬慎之助(星稜)がいる 【2019年インタビュー】
第1040回 勝利を手繰り寄せる好リリーフを見せた前 佑囲斗(津田学園)の大人なピッチング  【2019年インタビュー】
第23回 第25回IBAF 18U世界野球選手権大会に出場した「2012年・大谷世代」のその後【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第19回 奥川恭伸(星稜)の課題はコンディショニング。焦らず最善のピッチングを【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第17回 強烈な負けず嫌いの奥川の恋女房・山瀬慎之助(星稜)。自慢の強肩とキャッチングで勝利に導く!【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第11回 佐々木、飯塚ら史上最強投手陣の仕上がりは順調!あとは奥川恭伸の復調を期待するのみ!【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第964回 【第101回選手権大会総括】星稜vs智辯和歌山で炙り出された今大会の象徴【大会展望・総括コラム】
履正社vs星稜【第101回全国高等学校野球選手権大会】
星稜vs中京学院大中京【第101回全国高等学校野球選手権大会】
履正社vs明石商【第101回全国高等学校野球選手権大会】
履正社vs関東一【第101回全国高等学校野球選手権大会】
星稜vs仙台育英【第101回全国高等学校野球選手権大会】
第1025回 奥川恭伸(星稜)高校最後の甲子園へ想いを語る 「今までやってきたことを全て出し切る」 【2019年インタビュー】
第1011回 不屈の闘志を胸に 西谷野球の体現者、中川卓也(大阪桐蔭-早大)という男【後編】 【2019年インタビュー】
第997回 頭脳+148キロを加えた高次元のピッチングで甲子園に導く! 鈴木寛人(霞ヶ浦)【後編】 【2019年インタビュー】
秋田中央 【高校別データ】
旭川大高 【高校別データ】
小山 【高校別データ】
霞ヶ浦 【高校別データ】
静岡 【高校別データ】
静岡市立商 【高校別データ】
科学技術 【高校別データ】
静岡学園 【高校別データ】
静岡商 【高校別データ】
静岡一 【高校別データ】
星稜 【高校別データ】
星陵 【高校別データ】
津田学園 【高校別データ】
三島 【高校別データ】
森 【高校別データ】
横須賀 【高校別データ】
履正社 【高校別データ】
立命館宇治 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム