7月13日(土)に開幕、森木 大智(高知1年)の夏初登板148キロや高知東vs高知高専での「延長16回タイブレーク」など全国的な話題を集めつつ準決勝進出の4校が決まった「第101回全国高等学校野球選手権高知大会」。今回は昨年に続きシード4校がそのまま進んだここまでの勝ち上がり、大会中の戦力を分析しつつ、準決勝以降を占っていきたい。
準決勝 7月27日(土)
10:00
明徳義塾(第1シード)
勝ち上がり 2回戦:高知小津7-0(7回コールド)、準々決勝:高知中央6-4
vs
岡豊(第4シード)
勝ち上がり 2回戦:清水12-0(5回コールド)、準々決勝:須崎総合11-1(6回コールド)
12:30
高知商(第2シード)
勝ち上がり 2回戦:高知工6-1、準々決勝:高知西13-1(5回コールド)
vs
高知(第3シード)
勝ち上がり
2回戦:安芸21-0(5回コールド)、3回戦:準々決勝:高知東10-0(5回コールド)
決勝戦 7月28日(日)13:00
*会場はいずれも高知県高知市の高知県立春野総合運動公園野球場
高松商vs高松工芸

岡豊悲願の甲子園初出場へ絶対エースとなる植田 ジゲン(3年)
第1試合では昨年9連覇を逃した悔しさを胸に11年連続31回目の決勝戦・2年ぶり20回目の甲子園へ突き進む第1シード・明徳義塾が登場。ただ、彼らに大きく立ちはだかるのは悲願の大会初決勝・甲子園初出場を目指す岡豊の絶対的エース・植田 ジゲン(3年・171センチ69キロ・右投右打・須崎市立浦ノ内中出身)である。
植田は最速こそ準々決勝で出した140キロながら回転数の多さで今大会も2試合10回を投げ打者35人に対し被安打4・奪三振13・四球1・失点と自責点ともに1と抜群の安定感を発揮。加えて2試合連続コールド勝ちの岡豊は準々決勝で高知中央と激戦を演じている明徳義塾と比べ、疲労度は明らかに少ない。
明徳義塾としてはまずは1番の古澤 怜大(3年・中堅手・右投右打・高横浜市立岡野中<神奈川>出身)、4番の安田 陸(3年・捕手・180センチ88キロ・右投右打・明徳義塾中出身)を中心に早い段階で先制点・中押し点までを奪い、最終的に最速140キロストレートと縦スライダーを駆使する山田 圭祐(3年・182センチ77キロ・右投右打・藤井寺ボーイズ<大阪>出身)で締める継投策で優位に立ちたい。