目次

[1]東海大菅生・小山、国学院久我山・宮崎の捕手対決に注目
[2]片桐監督対決!チャンスを確実に物にした方に勝機が

 西東京大会の準決勝は、日大三早稲田実業もいない波乱の展開になった。日大三早稲田実業も4強に残らないのは、早稲田実業が国分寺市に移転して西東京大会に移った2001年以降は初めてのこと。ちなみに日大三早稲田実業帝京の3校とも東西東京大会のベスト4に残らないのは、1974年の第56回大会から東西2代表になって以降初めてのことになる。

 こうした波乱の中で、東海大菅生が一歩抜き出た存在になっているのは確かだ。しかし、高校野球は何が起こるか分からない。西東京大会の準決勝を展望する。

東海大菅生・小山、国学院久我山・宮崎の捕手対決に注目


 東海大菅生の充実ぶりが際立っている。投手陣は、エースの中村 晃太朗は今大会初先発となった準々決勝では、立ち上がりこそ不安定さがあったが、2回以降は安定の投球。新倉 寛之ら2番手の投手も育っている。

 打線は1番から9番まで切れ目がない。当たっていなかった3番・成瀬 脩人、4番・杉崎 成にも、当たりが出だしたのは心強い。守備も強肩捕手の小山 翔暉を中心に隙がない。

 ここ3試合は初回に失点しているが、慌てることなく、あっさり逆転している。それでも、國學院久我山としては、攻めるとすれば、序盤だろう。
 初回に、準々決勝で満塁サヨナラ本塁打を放った4番の宮崎 恭輔までにチャンスを作り、宮崎が還す展開に持っていきたい。

 投手陣では、身長188センチの長身、高下 耀介のスプリットをはじめとする縦の変化球を、いかにコーナーに散らすことができるか。

 なお、東海大菅生の小山、國學院久我山の宮崎はともに東京の高校野球を代表する好捕手。ともに強肩で、長打力に足も使える小山に対し、宮崎は東京屈指の長距離打者だ。この2人のプレーも、勝敗の大きなポイントになるかもしれない。