目次

[1]上野学園・赤坂と都立小山台の上位打線との対決
[2]関東一の谷・土屋、日大豊山の瀬川の投手戦か?

 連日の雨の影響で、3日連続で試合をするチームが出るなど、大会関係者は日程のやり繰りに苦労したが、ついに4強が出そろった。準決勝のカードは、都立小山台上野学園日大豊山関東一となった。両カードとも、第1シード対シードどころか、秋、春の都大会に出場すらしていないチームの対戦になった。ただ、いずれのチームにも好投手がおり、熱戦が期待できる。

上野学園・赤坂と都立小山台の上位打線との対決


 昨夏の準優勝、春季都大会のベスト4と、安定した戦いぶりが目立つ都立小山台であるが、今大会の5回戦では安田学園に3点をリードされる。それでも9回に安打を集め、一挙4点を入れて逆転勝ちする底力もみせた。

 崖っぷちから這い上がって来たことで、いい意味での開き直りや、思い切りの良さが出てきた。

 エースの安居院勇源は飛び抜けた球威があるわけではないが、ここ一番で投げる球にはキレがある。1番・池本 仁志、2番・佐藤晃は足があり、4番・吉田大晟で還すパターン。下位打線も、得点に絡む力がある。

 上野学園の躍進を支えたのは、何と言ってもエースの赤坂 諒だ。18、19、20日の3日間連投し、中1日で迎えた準々決勝では9回に最速149キロを記録した。スライダーのキレもいい。

 昨夏は負傷で出場できず、故障上がりだった秋、それに春も1次予選で敗れたため、噂はあったものの、その実力はベールに包まれていた。この夏一気に解き放たれ、東東京大会を盛り上げる存在になっている。

 赤坂と昨夏の準優勝を経験した都立小山台の池本、佐藤晃、吉田といった上位打線の対決が、勝敗を左右しそうだ。

 打順は9番でも、上野学園は打つ方でも赤坂が軸になる。赤坂から1番の成川玲央にどうつなげるか。

 赤坂はもちろん、都立小山台の安居院も、短い登板間隔の中でどう力を発揮するか。投手のコンディションも勝敗に影響しそうだ。